メンバー募集|アートを実装するスクール「ソーシャルダイブ・スタディーズ」開講!

あなたと東京に「アートを実装する」アートプロジェクトスクールを開講
ソーシャルダイブ・スタディーズ(以下、SDS)は、街のさまざまな場やコミュニティに飛び込んで、アートプロジェクトを起こし、リードする「街のプレーヤー」を育成する3ヶ月半のプログラムです。
新型コロナウイルス感染拡大により、これまで蓄積されてきた街づくりやアートプロジェクトの方法論は、根底から揺らいでいます。SDSでは、7月に都心北東エリアで開催される国際芸術祭「東京ビエンナーレ2020/2021」の参加アーティストたちに伴走し、彼らの切実なトライアルを応援しながら、多彩な講師陣とともにポストコロナ社会におけるアートプロジェクトの役割や可能性を考えていきます。
経験は問いません。「アートの力」で開催地・東京の未来を、私たちと拓いていく仲間を募集します。SDSでともに考え、学び、創造していきましょう。

<アートを活かす「街のプレーヤー」になる5つのプログラム>
SDSでは、経験豊富なディレクターや経営者、研究者らを講師に招き、受講生も含めたオープンな対話のなかから、東京でアートを実践するために必要な視点・経験・方法論を探究していきます。
3ヶ月半に渡るプログラムは、レクチャー、インターンシップ 、プレゼンテーション、クロストーク、ワークショップの5つで構成され、それぞれに担当ファシリテーターがついて、みなさんの学びをナビゲートします。

1|レクチャー「アートプロジェクトにダイブする前に知ってほしい7つのこと」
2021年現在の「東京」が抱える課題や可能性を、拡張現実、コミュニティデザイン、アートビジネス、SDGsなどの視点から読み解きつつ、アートプロジェクトへの接続を試みるスペシャル講義。


5/29 「企業がアートにかかわるとき」 東京ビエンナーレ2020/2021参加・連携企業のみなさん
6/5 「コミュニティにアクセスするには」 山崎亮(studio-L)
6/19 「街をリサーチする目線」 原田祐馬(UMA/design farm)
7/17 「芸術と技術の間にユーモアを」 川田十夢(AR三兄弟)
7/31 「ぼくの東京アートガイド」 ナカムラクニオ(6次元)
8/7 「アートとビジネスのメディウムを探して」 遠山正道(Smiles:代表)
8/28 「クリエイションに伴走する言葉」 小池一子(東京ビエンナーレ総合ディレクター)

2|インターンシップ「東京ビエンナーレ2020/2021運営サポート」
市民参加型芸術祭のボランティアサポートを通して「街×アート」最前線を体感できるアートプロジェクトの現場研修です。アーティストの作品制作・設置補助や、会場整備に作品ガイド、ツアーやイベントの案内、広報業務などをサポートします。実習日はシフト制とし、58日間の芸術祭開催期間のうち、のべ10日間以上の実働がSDS受講の応募条件です。ウィズコロナの夏が予想されますが、感染予防と熱中症対策をしっかりしながら、アートの力で私たちとともに東京の文化を次代へとつないでいきましょう。インストーラーによる会場設営ワークショップも実施します。

3|プレゼンテーション「学環創出フォーラム」
2020年にスタートした東京ビエンナーレの学環創出プロジェクトは、都内にあるさまざまな大学の垣根をこえ、社会とアートを結びつける理論や技法を探求しています。SDSプログラムでは、発起メンバーが持ち回りで東京ビエンナーレに関する研究発表をおこなうフォーラム(公開討論会)を実施。アートだけではなく認知科学、公民連携、美術教育などの諸分野を横断しながら、第1回東京ビエンナーレについて考察していきます。
・研究会発起メンバー:佐藤慎也(八戸市美術館館長/日本大学教授)、高木紀久子(東京大学大学院特任助教)、中島伸(東京都市大学准教授)、廣江彰(元東京家政学院大学学長)
研究発起メンバープレゼンテーション(2020年10月27日)
2020年の活動について

4|クロストーク「東京ビエンナーレ参加アーティストトーク vol.1~8」
東京ビエンナーレ2020/2021開催期間中の水曜夜にオープンする、アーティスト/コーディネーター陣とSDS受講生との交流プログラム。アーティスト自身による解説と質疑応答を通して、東京ビエンナーレ展示作品について理解を深めるとともに、毎回ゲストとして参加するさまざまなアーティスト側の視点から、アートプロジェクトの魅力や制作プロセスについて学んでいきます。

5|ワークショップ「ソーシャルダイブ・ラボ」
1~4での学びや経験をふまえて、受講生自身が「東京」をテーマとするアートプロジェクトを企画立案するワークショップ型プログラム。インディペンデントキュレーター青木彬の指導のもと、東京ビエンナーレ2020/2021「ソーシャルダイブ公募部門」から生まれたアートプロジェクトを中心に様々な実例をケーススタディーとしながら1名1企画(アートプロジェクト提案書)をSDS修了制作・研究として提出し、ディレクター陣による講評を受けます。東京ビエンナーレでの経験知を活かして、あなた自身でアートプロジェクトを構想してください。

※プログラムは変更になる場合があります。

<企画プランナー/ファシリテーター> ※五十音順

青木彬 (ソーシャルダイブ・ラボ担当)

一般社団法人藝と代表理事。1989年、東京都生まれ。首都大学東京インダストリアルアートコース卒業。アートを「よりよく生きるための術」と捉え、アーティストや企業、自治体と協同して様々なアートプロジェクトを企画している。これまでの主な企画に、まちを学びの場に見立てる「ファンタジア!ファンタジア!─生き方がかたちになったまち─」ディレクター(2018〜)。都市と農村を繋ぐ文化交流プロジェクト「喫茶野ざらし」共同ディレクター(2020〜)。社会的養護下にある子供たちとアーティストを繋ぐ「dear Me」プロジェクト企画・制作(2018~)。「ソーシャリー・エンゲイジド・アート展」(2017, アーツ千代田3331)キュラトリアルアシスタント、「黄金町バザール2017 –Double Façade 他者と出会うための複数の方法」(2017, 横浜市)アシスタントキュレーターなどがある。共著に『素が出るワークショップ』(学芸出版)がある。

伊藤達矢 (学環創出フォーラム担当)

東京藝術大学特任准教授。東京ビエンナーレ2020/2021 学環創出プロジェクトディレクター。1975年、福島生まれ。東京藝術大学大学院博士課程美術教育修了。博士号取得。専門は美術教育。アートプロジェクトのディレクションなど、多様な文化プログラムの企画立案に携わる。東京都美術館と東京藝術大学の連携によるアートコミュニティー形成事業「とびらプロジェクト」および、上野公園内に集積する9つの文化施設を連携させたラーニングデザインプロジェクト「Museum Start あいうえの」ではプロジェクト・マネージャを勤める。共著に『美術館と大学と市民が作る ソーシャルデザインプロジェクト』(青幻舎)、『TOKYO1/4 が提案する東京文化資源区の歩き方』(勉誠出版)、『ミュージアムが社会を変える~文化による新しいコミュニティ創り』(現代企画室)等。

宍戸遊美 (インターンシップ担当)

3331 Arts Chiyodaジェネラルマネージャー。1978年東京都荒川区生まれ。東京造形大学美術学部絵画専攻卒業。卒業後、保育所芸術専門員の仕事に従事しながら、沖縄県沖縄市でのアートプロジェクトの立ち上げと展覧会制作・発表を行う。2004年に芸術活動コマンドNに加入し、東京都千代田区でのアートスペース運営と、富山県氷見市、秋田県大館市でのアートプロジェクトの事務局を担当。2008年より3331 Arts Chiyodaの立ち上げに参加し、現在は地域担当マネージャーを担当。2013年に個展「レインボーレーン」を開催。東京ビエンナーレ2020/2021ではアドミニストレーターを務める。

宮本武典 (レクチャー/クロストーク担当)

キュレーター、アートディレクター。1974年奈良生まれ。海外子女教育振興財団(泰日協会学校/バンコク)、武蔵野美術大学パリ賞受賞により渡仏、原美術館学芸部を経て、2005年に東北芸術工科大学へ。2019年3月まで同大教授・主任学芸員として東北各地で数多くの展覧会をキュレーションした他、東日本大震災の復興支援プロジェクトを牽引した。「みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ」プログラムディレクター(2014~2018)、東北芸術工科大学東北復興支援機構ディレクター(2011~2017)、東根市美術館芸術監督(2016~)などを歴任。2019年より角川文化振興財団のクリエイティブディレクターとして角川武蔵野ミュージアム(所沢市/隈研吾設計)の開館事業に参加。現在、東京ビエンナーレプログラムディレクター、東京藝術大学テクニカルインストラクター。

<対象>
以下のいずれかに該当する方。
・「ソーシャルダイブ」というテーマと向き合い、第1回東京ビエンナーレの会場となる地域やコミュニティと関わることができる方。
・中小企業の経営者、企画職、新規事業・組織デザインなどの若手リーダーの方。
・アートプロジェクトの調査研究や実践的活動に取り組みたい研究室や個人の研究者。
・アートの現場に携わっている方、関わったことがある方、興味関心をお持ちの方。
・アートプロジェクトに参加経験がある方、企画制作に関わってみたい方。

<活動拠点>
対面授業は、アーツ千代田3331(〒101-0021東京都千代田区外神田6丁目11-14)および東京ビエンナーレ関連サイトで実施します。オンラインでの受講も可能です。インターンシップ は千代田区・台東区・文京区・中央区にまたがる「東京ビエンナーレ2020/2021」開催エリア全域が活動範囲となります。
※交通費・食事代等の支給はありません。事前にご了承ください。

<実施日・時間>
◆レクチャー、ワークショップ、トークセッション[プログラム1.3.4.5]
5/29(土)14:00~15:30|東京ビエンナーレ参加・連携企業トークセッション
6/5 (土)14:00~15:30|山崎亮レクチャー
6/12(土)14:00~17:30|学環創出フォーラム〈1〉
6/19(土)14:00~15:30|原田祐馬レクチャー
6/26(土)14:00~17:30|ソーシャルダイブ・ラボ〈1〉
7/3 (土)14:00~17:30|学環創出フォーラム〈2〉
――東京ビエンナーレ2020/2021開幕(7/10~)――
7/14(水)19:00~20:30|アーティストトークvol.1
7/17(土)19:00~20:30|川田十夢レクチャー
7/21(水)19:00~20:30|アーティストトークvol.2
7/24(土)19:00~20:30|ソーシャルダイブ・ラボ〈2〉
7/28(水)19:00~20:30|アーティストトークvol.3
7/31(土)19:00~20:30|遠山正道レクチャー
8/4 (水)19:00~20:30|アーティストトークvol.4
8/7 (土)19:00~20:30|ナカムラクニオレクチャー
8/11(水)19:00~20:30|アーティストトークvol.5
8/14(土)19:00~20:30|学環創出フォーラム〈3〉
8/18(水)19:00~20:30|アーティストトークvol.6
8/21(土)19:00~20:30|ソーシャルダイブ・ラボ〈3〉
8/25(水)19:00~20:30|アーティストトークvol.7
8/28(土)19:00~20:30|小池一子レクチャー
9/1 (水)19:00~20:30|アーティストトークvol.8
9/4 (土)19:00~20:30|学環創出フォーラム〈4〉
――東京ビエンナーレ2020/2021閉幕(~9/5)――
9/11(土)19:00~20:30|ソーシャルダイブ・ラボ〈4〉
※上記日程は変更になる場合があります。

◆インターンシップ[プログラム2]
「東京ビエンナーレ2020/2021」開催期間中(7/10~9/5)に各会場で実施します。それぞれの参加日は事前のシフト調整を経て6月中に決定いたします。

<応募条件・受講料について>
メンバー枠(全プログラムに参加) → 【受講無料/定員30人】
・原則としてプログラム1.3,4,5(22回)全日程に参加可能な方。対面で実施しますが、オンライン受講も可能です。
・「東京ビエンナーレ2020/2021」開催期間中(7/10~9/5)、プログラム2のインターンシップに10日間以上参加でき、会場の管理やイベント運営をサポートいただける方。
・応募多数の場合、申込時の「志望動機/自己PR」の内容をもって選考させていただきます。

フォロアー枠(1.3.4.5のみオンラインで聴講) → 【受講料=社会人22,000円・学生15,000円/定員なし】
・原則としてプログラムA.C.D.E(22回)の全日程をオンラインで聴講可能な方。
・お申込後、6/1(火)までに振り込み完了いただき、登録確定となります。
※メンバー枠への参加希望者は下記オンライン説明会に必ず参加してください。

<オンライン説明会を実施>
SDSへの参加を検討いただくにあたり、事前説明会をオンライン(ライブ配信)で実施いたします。SDS企画プランナーが、「東京ビエンナーレ2020/2021」と連動するプログラムの内容についてご説明します。メンバー枠へのご応募は、説明会への参加を必須とさせていただきます。

◆日時
第1回説明会|5/19(水)19:00~20:30
第2回説明会|5/22(土)14:00~15:30
※1と2は同じ内容です。どちらかを聴講ください。
オンライン説明会参加申し込みはこちら(Googleフォーム)

<受講確定までの流れ>
5/3 (月)|募集・申込受付開始
5/19(水)|第1回 説明会
5/22(土)|第2回 説明会(※1か2のいずれかを聴講)
5/24(火)|申込受付終了
5/25(水)|(応募多数の場合は選考のうえ)「メンバー枠」参加者確定
5/29(土)|初回授業

<申込方法/申込受付期間>
プログラム受講申し込みはこちら(peatix)
申込〆切日:2021年5月24日(火)12:00迄
お問い合わせ:info(a)tokyobiennale.jp(東京ビエンナーレ事務局SDS担当)
※メンバー枠が応募多数の場合、申込時の「志望動機/自己PR」の内容をもって選考させていただきます。
※新型コロナウイルス感染拡大防止の観点からしばらくオンラインで活動します。事前にご了承ください。
※お申し込みいただいた当プログラムに関する個人情報につきましては、出欠管理・受講料入金管理、その他東京ビエンナーレのイベント情報やボランティアサポートに関する連絡に利用させていただきます。

<企画プランナーからのメッセージ>
様々な文化事業の実施はおろか、これまで当たり前だと思っていた生活すら揺らいでいる現在、困難を語るのは容易いことかもしれません。しかし「ソーシャルダイブ」という言葉には、私たちの日常にしっかりと足を着けながら目の前の社会に働きかけるためのヒントが、まちの隙間の中に、そして人々との対話の中に見つけることができることを教えてくれます。50年後に「コロナ禍でも東京には多様な文化活動があった」と振り返れるために、SDSではひとつの正解を求めるのではなく、集まったみなさん一人一人の創造力に向き合い、まだ見ぬ未来をつくる方法を私自身も探っていきたいと思います。
―― 青木彬(インディペンデントキュレーター|ソーシャルダイブ・ラボ担当)

「創造的市民活動をつるく研究」がテーマです。アートコミュニケーション、建築、認知科学、都市デザインなど、様々な専門分野の専門家たちが、社会とアートを結びつける「理論」や「技法」について語り、互いの視点を深め合う機会を設けます。みなさんも積極的に議論に参加してください。誰もがフラットに対話できる東京ビエンナーレの活動を通して、じっくりと社会を創造的に見つめ直すことができればと思います。ご参加をお待ちしています。
―― 伊藤達矢(東京藝術大学准教授|学環創出プロジェクトディレクター)

60以上の小さなプロジェクトが「地場から発する」ようにあちこちで狼煙のように自発的に組織され、コロナ禍のなかで制作活動を続けてきました。おそらく7月10日に東京ビエンナーレが開幕しても、これらのトライアルは続行中でしょう。私たちの文化現場は新型コロナウイルスにただ蹂躙されたままで終わることはない。ここからまた、東京にあたらしいオルタナティブな場所を興していくためにつながりましょう。「見慣れぬ景色」を拓いていく多くの仲間とSDSで出会えることを楽しみにしています。
―― 宮本武典(キュレーター|東京ビエンナーレ2020/2021プログラムディレクター)