アーティスト・廣瀬智央が東京ビエンナーレ2020/2021の夏秋アーツプロジェクト「大丸有SDGs ACT5 × 東京ビエンナーレ2020/2021」に特別参加します。
持続的社会を目指すSDGsの取り組みの中から5つのゴールを選んで取り組むACT5開催の中、東京ビエンナーレが選んだミラノを拠点に活動するアーティスト・廣瀬智央の作品が発表されます。
今回の出展作「フォレストボール」は、2020年のアーツ前橋『廣瀬智央 地球はレモンのように青い』展のために制作された作品です。直径2.5メートルの球体の表面は、人工植物によって覆われ巨大な苔玉をイメージさせながらも、あくまでも人工物によるオブジェであり、廣瀬の他の作品「レモンプロジェクト03」「タマ」「ビーンズコスモス」などの球体や宇宙と呼応しています。そして、粘土と種によって作られた「種団子」と対照をなす作品でもあります。
本展では、成長しない人工物とやがて芽を出し成長する種、巨大な玉(マクロコスモス)と小さな玉(ミクロコスモス)、植物の繁殖結果としての森と始まりとしての種といった、廣瀬の作品世界を象徴する二極のうちの一極としての「フォレストボール」が東京・有楽町に出現します。
《概要》
大丸有SDGs ACT5 × 東京ビエンナーレ2020/2021
会期 | 2020年8月21日(金)〜10月25日(日) 月~土 8:00~23:00/日祝 10:00~23:00 |
会場 | 新有楽町ビル1階(東京都千代田区有楽町1-12-1) |
主催 | 大丸有SDGs ACT5実行委員会、 三菱地所株式会社 |
共催 | 一般社団法人東京ビエンナーレ |
協力 | 特定非営利活動法人大丸有エリアマネジメント協会、 一般社団法人大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会 |
URL | 大丸有 SDGs ACT5 ウェブサイト |
プロフィール
廣瀬智央
1963年東京都生まれ。現在はミラノを拠点に活動。境界を越えて異質な文化や事物を結びつける脱領域的な想像力が創造の原理となっており、一貫して目に見えない概念を目に見えるものへと転換する試みに挑戦。日常の体験や事物をもとに、世界の知覚を刷新する表現をつくりだす。水戸芸術館、広島市現代美術館、イタリアのペッチ現代美術館、ボローニャ近代美術館、オーストラリアのシドニー現代美術館など世界各地で展覧会に参加。今年個展「地球はレモンのように青い」(アーツ前橋、群馬、2020年)を開催した。
Photo: Shibuya
参考作品