About
開催概要
東京ビエンナーレとは、“東京”のまちを舞台に“2年に1度”開催する国際芸術祭。世界中から幅広いジャンルの作家やクリエイターが東京のまちに集結し、まちに深く入り込み、地域住民の方々と一緒に作り上げていく新しいタイプの芸術祭です。
- 名称
- 東京ビエンナーレ2020/2021
- テーマ
- 見なれぬ景色へ ―純粋×切実×逸脱―
- 期間
- 2021年7月10日(土)~9月5日(日) ※会期は変更になる場合があります。
- 主催
- 一般社団法人東京ビエンナーレ
- 後援
- 千代田区、中央区、文京区、台東区、一般社団法人千代田区観光協会、一般社団法人中央区観光協会、一般社団法人文京区観光協会、アイスランド大使館、米国大使館、イスラエル大使館、イタリア大使館、シンガポール共和国大使館、台湾文化センター、ニュージーランド大使館、ブラジル大使館
- 特別助成
- 文化庁/独立行政法人日本芸術文化振興会 令和3年度日本博イノベーション型プロジェクト、公益財団法人石橋財団
詳しくはこちら - 助成
- 公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京、アジアン・カルチュラル・カウンシル、 公益財団法人吉野石膏美術振興財団、公益社団法人企業メセナ協議会 2021 芸術・文化による社会創造ファンド
詳しくはこちら - 特別協賛
- 三菱地所株式会社、株式会社大丸松坂屋百貨店、ソフトバンク株式会社
詳しくはこちら
- 協賛
- 大丸有SDGs ACT5実行委員会、野村不動産ホテルズ株式会社、株式会社東京ドーム、日本マクドナルド株式会社、日本ペイント株式会社、YKK株式会社、株式会社ビルテック
詳しくはこちら - 特別協力
- 3331 Arts Chiyoda、一般社団法人非営利芸術活動団体コマンドN、株式会社ムラヤマ 、⼀般社団法⼈⼤⼿町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会
- 協力
- 株式会社良品計画、特定非営利活動法人 大丸有エリアマネジメント協会、株式会社フジサワ・コーポレーション、スリーエム ジャパン株式会社
- 総合ディレクター
- 中村政人、小池一子
- アドミニストレーター
- 宍戸遊美
- プロジェクトプロデューサー
- 中西 忍
- クリエイティブディレクター
- 佐藤直樹
- プログラムディレクター
- 宮本武典
- エクスペリエンスクリエイティブディレクター
- 並河 進
- エディトリアルディレクター
- 上條桂子
- リエゾンディレクター
- 橋本樹宜
- ソーシャルプロジェクトディレクター
- 伊藤達矢、オンデザイン、楠見 清、佐藤直樹、福住 廉、毛利嘉孝
- パブリックリレーションディレクター
- 市川靖子
- プロジェクトサイトプランナー
- 一色ヒロタカ+オンデザイン
- テクニカルディレクター
- 日沼智之
- ソーシャルダイブプロジェクトアシスタントディレクター
- 青木 彬
- パブリックリレーションアシスタント
- 廣安ゆきみ
- プロジェクトコーディネーター
- 森田裕子、川上智子、小林すみれ、高橋ゆか、奥田浩貴、一ノ瀬健太、惡澤仁美、花岡美緒、宮内芽依、工藤大貴、山内俊幸、井上寛太
- 運営マネージャー
- 寺島千絵、佐藤華林、中本憲利
- プロジェクトサイトコーディネーター
- 村田百合、宮野健士郎、渡邉莉奈、小澤成美、内藤あさひ、高橋慧一、吉村有史
- 会場
- 東京都心北東エリア(千代田区、中央区、文京区、台東区の4区にまたがるエリア)
歴史的建築物、公共空間、学校、店舗屋上、遊休化した建物等(屋内外問わず)
アーツ千代田 3331、ECOM駿河台、海老原商店、神田明神、神田ポートビル、空蓮房、 CPK GALLERY、三愛ドリームセンタービル、新東京ビル、新有楽町ビル、すみだ生涯学習センター(ユートリア)、 宝ビル、東京スクエアガーデン、東京ドームシティ、ノーガホテル 秋葉原 東京、日比谷OKUROJI、藤井ビル、本郷大横丁通り商店街周辺、松坂屋上野店、丸の内仲通り、優美堂、 湯島聖堂、 有楽町ビル、有楽町micro FOOD&IDEA MARKET 他
(2021年4月26日時点) - パスポート
- 「展示」および「+EX」の全てを体験できるチケット
前売券(発売期間 4月26日〜6月30日) 一般¥2,000 学生¥1,500
本券(発売期間 7月1日〜9月5日) 一般¥2,500 学生¥1,900 - 個別鑑賞券(作品毎)
- 作品毎に「展示」を体験できるチケット(対象展示は後日公開します)
本券(発売期間 7月1日〜9月5日) 一般¥500 学生¥350 - 連携プロジェクト
- Life in Art Exhibition(株式会社良品計画)
東京ビエンナーレがめざすもの
アート × コミュニティ × 産業
「私たちの文化」を「私たちの場所」で「私たちの手で創る」
東京ビエンナーレが目指す活動は、様々な「私」が出会い、「私たち」で共有する事象です。この地域に昔から暮らす住民と、日本各地、世界各地から集まってきた新しい人々。様々な人々が暮らし、働き、遊ぶ国際都市東京で、アートは多様な出自をもつ人々をつなぎ、このまちの歴史を顕在化し、未来を描き出すことで、「私たち」を出現させ、また新たな「私」を発見します。「アート×コミュニティ×産業」をキーワードに、地域の人々とともに、「HISTORY & FUTURE」「EDUCATION」「WELL-BEING」「RESILIENCY」を活動コンセプトとして、私たちの文化を、私たちの場所でつくっていくこと。東京ビエンナーレは「私たち」がつくる新しい都市と文化の祝祭となります。
アート × コミュニティ × 産業
歴史と未来 HISTORY & FUTURE
私たちが暮らす土地の記憶を知ることなく未来の可能性を語ることはできません。江戸の歴史と文化の記憶を呼び起こし、そこから現在の課題をあぶりだし、そして未来の可能性を考える。隠された歴史の記憶から未来を可視化します。
教育 EDUCATION
東京ビエンナーレは専門性に分断された教育を融合するSTEAM(科学技術、藝術、数学)を実践する触媒となるでしょう。事業を通して、多様な専門性をもった学生が協働し、地域の人々と触れ合い、活動することで、課題解決力のある人材育成に貢献します。
幸福感 WELL-BEING
WELL-BEINGとは、個人においては身体的、精神的、社会的に良好な状態を意味し、社会においては政治的、経済的、文化的、環境的に持続可能な状態です。東京ビエンナーレを通して、「私の」、そして「私たちの」WELL-BEINGを考えます。
回復力 RESILIENCY
「火事と喧嘩は江戸の華」の華と謳われたのは、防災コミュニティのコアであった町火消のこと。江戸の「防災」は地域コミュニティに深く関わっています。東京ビエンナーレを通して地域のつながりを復元し、災害時に対応・復元力のある社会を目指します。
プロジェクト概要
東京ビエンナーレでは、地域に深く入り込み継続的に関わっていく試みとして、以下の3つ+αのプロジェクトを遂行します。アート、建築、デザイン、ファッション、食、テクノロジーなど、幅広いジャンルを超領域横断的に展開。鑑賞型の作品、観客が参加するインスタレーション、トークやイベントなど、あらゆる感覚を刺激する体験を提供します。
- 東京ビエンナーレ
アートプロジェクト - 東京ビエンナーレの趣旨に賛同し、各業界を牽引する作家やクリエイターが企画/推進するアートプロジェクト群です。
- 東京ビエンナーレ
公募アートプロジェクト
ソーシャルダイブ - 「東京にダイブし社会と深く交わること」をミッションに、時代を鋭く読み取り、新しい価値を見出すアーティストを募集。国内公募ではプロジェクトディレクターに楠見清を招き企画/推進。国外公募ではOPEN CALLにより世界中からレジデンス作家を募集。公募によるアートプロジェクト群です。
- ソーシャル
プロジェクト - 「災害対応力向上プロジェクト」「国際的批評空間創出プロジェクト」「学環創出プロジェクト」「学校活用プロジェクト」「デザインプロジェクト」があり、東京ビエンナーレを通じてアートを介入させながら、継続的にコミュニティと関わり、人材育成プログラムとしても機能するプロジェクトとなります。
連携プロジェクト
同時期に会場エリアで実施されるプロジェクトと連携し、開催情報をオフィシャルWEBサイトやパンフレットに掲載。会場エリア内で同時多発的にイベントが起こる様を顕在化させ、地域を繋ぐ試みを行います。
※希望に沿うことができない場合もございます。予めご了承ください。
総合ディレクター
中村政人 Masato Nakamura
1963年秋田県大館市生まれ。アーティスト。東京藝術大学絵画科教授。「アート×コミュニティ×産業」の新たな繋がりを生み出すアートプロジェクトを進める社会派アーティスト。2001年第49回ヴェネツィア・ビエンナーレ、日本館に出品。マクドナルド社のCIを使ったインスタレーション作品が世界的注目を集める。1993年「The Ginburart」(銀座)1994年の「新宿少年アート」(歌舞伎町)でのゲリラ型ストリートアート展。1997年からアーティストイニシアティブコマンドNを主宰。秋葉原電気街を舞台に行なわれた国際ビデオアート展「秋葉原TV」(1999~2000)「ヒミング」(富山県氷見市)、「ゼロダテ」(秋田県大館市)など、地域コミュニティの新しい場をつくり出すアートプロジェクトを多数展開。アーティストイニシアティブ コマンドN(1997~)とアーツ千代田3331(2010~)の活動において10カ所の拠点、740本のアートプロジェクト、3100本のイベントをつくり、2,000名のアーティストと協働、延べ180名のコアスタッフ、約1350名のスタッフ等と協働する。現在、その多くの表現活動から東京の文化芸術資源を開拓する「東京ビエンナーレ」を2020年夏から展開することに挑戦している。
小池一子 Kazuko Koike
1980年「無印良品」創設に携わり、以来アドバイザリーボードを務める。ヴェネツィア・ビエンナーレ国際建築展日本館「少女都市」(2000年)、「横尾忠則 十和田ロマン展 POP IT ALL」(2017年、十和田市現代美術館)などの展覧会の企画、ディレクションを手がける。1983年にオルタナティブ・スペース「佐賀町エキジビット・スペース」を創設・主宰し、多くの現代美術家を国内外に紹介(〜2000年)。近著に『イッセイさんはどこから来たの? 三宅一生の人と仕事』(2017年、HeHe)他。2019年、文化庁メディア芸術祭功労賞受賞。武蔵野美術大学名誉教授。