ソーシャルダイブ(海外)

A Parade for the Paraders(東京)

クレイ・チェン

※本プロジェクトは、コロナウイルス感染症の影響を受け、作家の来日ができなくなったため中止となりました。

<Tokyo Biennale 2020 SOCIAL DIVE Artist-in-Residence Projects>

この作品は、バンドミュージックの本質、運動学習の記憶、そして軍事とエンターテイメントの複合体への感情的基盤を探求するために考案された一連の共演パフォーマンスです。学生時代マーチングバンド部だった卒業生とのコラボレーションにより、鍛え上げられた身体の中に潜む記憶や感情、そして軍事音楽や動きの関係を探ります。このプロジェクトは、バンドの経験を懐かしむ気持ちを通じて、これらのパフォーマンスの正確さと調和を称えると同時に、私たちと軍国主義との深い関係、その正当性と活性化のからくり、そして軍国主義、音楽、ゲーム、ファッション、エンターテイメント、歴史が文化の中でどのように複雑に絡み合っているのかを考察しています。

(2020年3月現在)

1-3: 《A Parade for the Paraders》 2018 年

作家について

クレイ・チェン (アーティスト)

1987年生まれ、シンガポール在住。チェンは映像、パフォーマンス、インスタレーションを制作しているビジュアル・アーティスト。国家に着目し、市民の行動、習慣、儀式を通した政治思想や生権力の反映を注目する。彼はこれまでに「Art Encounters Biennial 2019」、「Singapore Biennale 2019」、「Bangkok Art Biennale」(2018年、バンコク)、「NTU-CCA Singapore」(2017年、シンガポール)、「FRAC Des Pays De La Loire in France」(2015年、ロワール)、「Art Stage」、「Singapore International Film Festival」(2016年、シンガポール)などで発表する。2017年シンガポール国立芸術協議会によるYoung Artist Awardを受賞。

Photo by artist

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