日程 | 2021年8月28日(土) |
時間 | 14:00〜17:00 |
会場 | オンライン ※zoom |
料金 | 無料 |
ディスカッションお申し込み | 参加申し込みはこちら |
YouTubeライブ中継お申し込み | ①プロジェクト名(オセロ プレイリーディング) ②参加者名 ③お電話番号 ④メールアドレス をご記載の上、akuzawa★tokyobiennale.jp までメールにてご送付ください。 (送信時には★を@に変更をお願いします。) 担当より折り返しご連絡いたします。 |
運営 | 共催:アーツ千代田 3331、一般社団法人東京ビエンナーレ |
お問い合わせ | 東京ビエンナーレ2020/2021事務局 TEL:03-5816-3220(東京ビエンナーレ事務局) info(at)tokyobiennale.jp |
明治時代を舞台に翻案された『オセロ』を通じて、帝国主義的まなざしを考察する
シェイクスピア原作である戯曲『オセロ』が幅広い観衆に受け入れられた、日本植民地時代の台湾演劇についてのリサーチを行うアーティスト兼ジャーナリストの陳飛豪(チェン・フェイハオ)は、本プロジェクトで日本近代演劇の発展に寄与した川上音二郎によって翻案された『オセロ』に注目します。
川上版の『オセロ』は、一体何が特別なのでしょうか?
着目すべき点は、川上による翻案ではその舞台が日本の明治時代へと変更され、大日本帝国の最初の植民地であった台湾を含む物語として書き改められている点です。
本イベントでは、このような川上版『オセロ』の台本読みを日本の演劇関係者と共に行い、戯曲の背景にある帝国主義の文脈を考察し、議論を促すことを試みます。
川上版『オセロ』の歴史的意義とは?大日本帝国としての日本が行なった他アジア諸国の表象とは?そこに潜む帝国主義的な眼差しとは?
このような問いを、日本と台湾両国からの参加者も含め議論し、過去の物語や視点から、現在の台湾と日本の関係性について思考を深めていきます。
●朗読者紹介(五十音順)
岩澤侑生子
俳優。1986年生。京都出身。京都造形芸術大学映像・舞台芸術学科卒業。新国立劇場演劇研修所7期修了生。2018年から台湾に滞在。淡江大学修士課程在籍。日本統治時代の青年劇について修論を執筆しながら、CM、MV等に出演中。
太田信吾
監督作に映画『わたしたちに許された特別な時間の終わり』『解放区』『サンライズ・ヴァイブレーション』など。WOWOW『フードトラッカー峯岸みなみ』(全八話監督)が放送中。出演作は舞台『未練の幽霊と怪物』出演、TV『東京怪奇酒』など
下村唯
振付家、ダンサー。「すべての人と人が共生するための器としてのダンス」を掲げ、ダンス作品を制作。横浜ダンスコレクション2019コンペティション1にて受賞後、日本をはじめ、台湾・香港・フランスなどで作品を発表。2018年に台湾人通訳家と結婚。妻と娘の3人で、コロナ禍の東京に住む。
Photo by Junpei Iwamoto
住吉山 実里
1986年大阪生まれ、横浜在住。京都で建築を学び、ダンサーとして活動後、orangcosong結成。アジア各地を旅しながら作品をつくっている。主なプロジェクトに『筆談会』『2x2WindowS』など。
https://orangcosong.com/
武田 力
演出家、民俗芸能アーカイバー。演劇の手法を用い、各地の過疎集落に継がれる民俗芸能の復活や継承、再創作を行う。またその経験から、この社会を観客とともに思索する作品を展開する。2019年度国際交流基金アジアフェロー。九州大学芸術工学部非常勤講師。
film by Samantha Lee ©︎CNN Philippines
藤原ちから
1977年高知生まれ、横浜在住。住吉山実里とorangcosongを結成し、アジアを中心に活動している。代表作に『演劇クエスト』『IsLand Bar』等。2017年度よりセゾン文化財団シニア・フェロー、文化庁東アジア文化交流使。
photo by Tang Fu Kuen