この度、今夏の特別企画としてSDGs達成に向けた多様な活動を推進する「大丸有 SDGs ACT5」プロジェクトと共催し、「大丸有SDGs ACT5×東京ビエンナーレ2020/2021」を8月21日(金)より開催します。
今私たちは、新型コロナ感染症の拡大を受け改めて環境に負荷をかけない社会のあり方が求められています。気候変動や温暖化、社会の問題に対しアートは何ができるのでしょうか?
東京ビエンナーレ2020/2021参加アーツプロジェクトからは栗原良彰、Hogalee、ゲストアーティストとして廣瀬智央が特別参加します。会場は丸の内エリアとアートの取り組みが加速する有楽町エリアの2カ所。ぜひ夏のイベントとしてご注目ください。
2020.8.17 「大丸有SDGs ACT5×東京ビエンナーレ2020/2021」開催のお知らせ(PDF)
*画像:Satoshi Hirose, Forest ball, 2020, Installation view at Arts Maebashi, Photo: Shinya Kigure
各会場とご覧いただける作品は下記の通りです。
詳しくはこちらをご覧ください。
【丸の内会場】
周囲が涼しくなる巨大彫刻
栗原良彰 「大きい人」
ヒートアイランド現象で暑くなった都心に、夏の暑さを利用したクールスポットが登場します。コミュニティの憩いの場となる高さ3mの巨大彫刻「大きい人」が丸ビルに出現。彫刻に向かって打ち水のように水をかけると、気化熱の仕組みで周囲が涼しくなるそう。水かけ体験はどなたでもご参加いただけます。ぜひお越しください。
会期 | 2020年8月21日(金)〜8月30日(日)野外展示 |
時間 | 11:00-19:30 |
会場 | 丸ビル外構(東京都千代田区丸の内2-4-1) |
トーキョーの“今”の感情を表現
Hogalee 「Emote-Girl」
5つの表情のオンナノコが30m×7mの丸ビルのガラス面に登場します。タイトルのemote(エモート)とはemotion (感情)からの逆成で出来た言葉で、「大げさな振る舞いやジェスチャー」などの意味を持ち、action(行為)を伴う意思を持つ感情表現。一瞬の表情の変化に内面の動きを捉え表現しています。アニメやマンガのかわいいキャラ像とは一線を画し、その時代の⼥性像を⾊濃く反映させた女性像は、イコン(⼥神)としてメタリアルな「TOKYO」を創出しています。Hogaleeの東京ビエンナーレ2020/2021作品第2弾。
会期 | 2020年8月21日(金)〜9月6日(日) |
時間 | 6:00~24:30 |
会場 | 丸ビル1階 マルキューブ(東京都千代田区丸の内2-4-1) |
【有楽町会場】
“人工”と“自然”、境界を越えた概念が結びつく
廣瀬智央 「フォレストボール」
2020年のアーツ前橋「廣瀬智央 地球はレモンのように青い」展のために制作された作品《フォレスト・ボール》。直径2.5メートルの球体の表面は、まるで植物が繁茂する森のように人工植物によって覆われている。遠くからだと巨大な苔玉のように見えるが、あくまでも人工物によるオブジェである。“人工”でできた“自然”という二つの相反するものが、球体という地球や宇宙を想起させる形になっている。普段当たり前のように接する“人工”や“自然”という概念を改めて問い直し、意味を転倒させることで新たな想像が広がっていく。
会期 | 2020年8月21日(金)〜10月25日(日) |
時間 | 月~土 8:00~23:00/日祝 10:00~23:00 |
会場 | 新有楽町ビル1階(東京都千代田区有楽町1-12-1) |