シンポジウム|東京ビエンナーレ2020/2021特別企画「新常態(ニューノーマル)と創造性(クリエイティビティ)」

日程2020年10月25日(日)
時間13:30~17:00 (13:00開場)
会場毎日ホール(東京都千代田区一ツ橋1-1-1パレスサイドビルB1 東京メトロ東西線竹橋駅1b出口)およびオンライン
料金会場参加およびオンライン/1000円 
※会場定員 50名
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※オンライン参加の方には、開催直前にURLをお送りします
登壇者第一部 新常態とアート
相馬千秋(NPO法人芸術公社 代表理事)
並河進(電通 エグゼクティブクリエーティブディレクター)
遠山正道(アーティスト)
進行:中村政人 (東京ビエンナーレ2020/2021 総合ディレクター)

第二部 新常態と社会創造性
麻生和子(アジアン・カルチュラル・カウンシル 理事)
塩見有子(NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]、ディレクター)
近藤ヒデノリ(博報堂University of Creativity(UoC)サステナビリティフィールドディレクター)
葉村真樹(ボストン コンサルティング グループ (BCG)パートナー & アソシエイト・ディレクター
進行:中西忍 (東京ビエンナーレ2020/2021プロジェクトプロデューサー)
運営東京ビエンナーレ2020/2021特別企画
主催 :一般社団法人東京ビエンナーレ
特別協力 :株式会社毎日新聞社

<第一部 新常態とアート>

今回のコロナ禍によって、我々が普通に考えていたことが普通でなくなり、我々が共有していた「普通」の脆弱性が明らかになりました。人が集まることを前提としたアート事業も例外ではありません。しかし、アートとは本来、周辺環境に適合する形で生まれるものではなく、社会変革を起こす因子として存在します。

この状況を克服する新常態に更新するために、アートは本来持つ機能を覚醒させ、社会変革を呼び起こす、より本質的なアプローチを行う存在であるべきです。そのアートは今を行おうとしているのか、舞台芸術、現代アート、デジタルコミュニケーションデザインの最前線で活躍する専門家と東京ビエンナーレ2020/2021総合ディレクター中村政人が議論します。

photo: Yurika Kawano

相馬千秋(NPO法人芸術公社 代表理事)

アートプロデューサー/NPO法人芸術公社代表理事。国際舞台芸術祭「フェスティバル/トーキョー」初代プログラム・ディレクター (F/T09春〜F/T13)。2015年フランス共和国芸術文化勲章シュヴァリエ受章。2016年より立教大学現代心理学部映像身体学科特任准教授。2017年に「シアターコモンズ」を創設、以後現在まで5ヵ年継続でディレクター兼実行委員長を務める。2019年には「あいちトリエンナーレ2019」のパフォーミング部門のキュレーターも務めた。

並河進(電通 エグゼクティブクリエーティブディレクター)

企業と社会を結ぶソーシャルプロジェクトと、デジタルを活⽤したクリエーティブに取組む。京都芸術大学客員教授。2016〜18年度グッドデザイン賞審査委員。作品に、自作の詩とAIによる詩を展示した展覧会「わたしAとわたしB」等がある。著書に 『Social Design 社会をちょっとよくするプロジェクトのつくりかた』(⽊楽舎)他。

遠山正道 (アーティスト)

1962年東京生まれ。1996年より内外で複数の個展開催。2000年株式会社スマイルズ設立。 Soup Stock Tokyoなど多数ブランドを展開すると共に、企業であるスマイルズが作家として2015年より越後妻有、瀬戸内などの芸術祭に檸檬ホテルなどの作品を出展。 現在は、街に開放されたミュージアム「The Chain Museum」、アートの新たなるプラットフォーム「Art Sticker」などを展開している。

中村政人(東京ビエンナーレ2020/2021 総合ディレクター/アーティスト)

1963年、秋田県大館市生まれ。アーティスト。東京藝術大学絵画科教授。アートを介してコミュニティと産業を繋げ、文化や社会を更新する都市創造のしくみをつくる社会派アーティスト。第49回ヴェネツィア・ビエンナーレ日本代表。平成22年度芸術選奨受賞。1997年よりアート活動集団「コマンドN」を主宰。全国で地域再生型アートプロジェクトを展開し、2010年、民設民営の文化施設「アーツ千代田 3331」を創設。

<第二部 新常態と社会創造性>

コロナ禍により、世界の経済、文化活動は機能不全に陥りました。起因となった病疫に対して、製薬や治療法で克服しようとすると同時に、新たな社会の在り方を模索しています。私たち生物は、環境適合だけでは進化はしません。進化とは自らの遺伝子変異を生物集団の中で常に起こし、環境変化との組み合わせによる自然選択の結果です。

「新常態」とは、新たな環境変化に適合した状況をいうのではなく、自らを創造的に変革させ、進化させた状況ではないでしょうか。持続可能社会が問われ、コロナ禍の中で、まちづくり 、企業活動、文化活動の在り方を創造的に更新させようとする専門家と東京ビエンナーレ2020/2021プロジェクトプロデューサー中西忍が議論を行います。

麻生和子(アジアン・カルチュラル・カウンシル 理事)

ACC(アジアン・カルチュラル・カウンシル)日本財団代表理事、東京藝術大学学長特任キャリア担当理事、原美術館:公益財団法人アルカンシエル理事、慶應義塾大学文学部社会学科卒、パリ大学ソルボンヌ校仏文明講座修了、若手作家のプラットフォーム:団DANを主宰し東京や欧米で日本人若手作家を紹介。アーティストを通した国際交流を行うACC日本財団を2018年に設立。2017年東京プライズ受賞

photo: Yukiko Koshima

塩見有子(NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]、ディレクター)

イギリスのサザビーズインスティテュートオブアーツにて現代美術ディプロマコースを修了。2002年AITを立ち上げ代表に就任。現代アートの学校「MAD」(2002年~)、アーティストやキュレーター、ライターのためのレジデンス・プログラム(2003年~)を始動。メルセデス・ベンツ(2003年~)やマネックス証券(2008年~)、ドイツ銀行、日産自動車(2015年~)ほかの企業とのアート・プログラムの企画やコンサルティング、マネジメントを行う。その他、財団や企業等の委員やアドバイザー、審査員などを務める。

近藤ヒデノリ(博報堂University of Creativity(UoC)サステナビリティフィールドディレクター)

CMプランナーとして勤務後、NYU/国際写真センター(ICP)修士課程で学び、9.11直前に復職。近年は「サステナブルクリエイティビティー」を軸に企業や地域のブランディング、商品・メディア開発、イベント企画等を行い、2020年よりUoCフィールドディレクターに着任。領域を越えて持続可能な社会をつくる創造性を探求している。2019年よりグッドデザイン賞審査員。地域共生の家KYODO HOUSE主宰。編著に『都会からはじまる新しい生き方のデザイン』等多数。

葉村真樹(ボストン コンサルティング グループ (BCG)パートナー & アソシエイト・ディレクター

Google日本法人、Twitter Inc.、AKQA、PwC Digital Services、LINE株式会社等を経て、2020年にBCGに入社。BCGテクノロジーアドバンテッジグループ、およびBCGのデジタル専門組織であるDigitalBCGのコアメンバー。小売・流通、電気・自動車などの製造業、金融・保険などの業界の企業に対して、デジタル・トランスフォーメーション、イノベーション・新規事業戦略、ブランド戦略策定および導入などのプロジェクトを経験。

中西忍 (東京ビエンナーレ2020/2021プロジェクトプロデューサー/日本科学未来館副館長)

1989年より電通勤務。2015年から現職。プロデューサーとして、ハノーバー万博日本館メイン展示(2000年、ハノーバー)、日本科学未来館Geo-Cosmos(2001年、2011年)、ベネッセアートサイト直島VIデザイン(2004)、「直島ーアートと建築の島嶼群」展(2009年、パリ、ベニス)、ルツェルンフェスティバルアークノヴァ(2013年、松島)等のプロジェクトを担当。 建築活動としては、ジャスパーモリソン東京スタジオ、及び自邸設計、ロンシャン礼拝堂音響研究プロジェクト等。

メイン写真:photo by Masanori Ikeda