アートプロジェクト

私はピクニックをしている子犬だと思う?1990〜2021

イ・ブル

機械と人間が融合したようなサイボーグ、スペース・カプセルのようなカラオケ・ポッド、あるいはキラキラと輝きながらも崩壊しそうな建築・都市模型など、多様な素材や技法を駆使した立体作品やインスタレーションを制作する、韓国で最も有名なアーティスト、イ・ブル。彼女がアーティストとして活動を始めた80年代〜90年代の韓国は、軍事政権から民主化への移行していた時期。作品の裏には常に軍事政権下の中で弾圧を受け「この不条理な世界に抵抗したい」という思いがありました。本作では、90年に東京で行なわれた機械と生物の間のようなソフトスカルプチャーを身に纏って街を歩くパフォーマンスのデータをARで再現。現代の東京に彼女の彫刻が降臨する意味を考えさせられるとともに、パフォーマンス作品のアーカイブという意味でも新たな試みとなっている。

1. 《Sorry for suffering – You think I’m a puppy on a picnic? 1990stills from original performance Courtesy: Studio Lee Bul

AR作品の観賞場所および観賞の流れ

[step01] 本作品はAR作品です。作品をご鑑賞いただく際にはスマートフォンのアプリ「AR SQUARE」が必要です。以下よりダウンロードしてください。

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[step02]「+EX無料お試し体験」をし、「都市と経験のスケール」のAR起動ボタンをタップします。カメラが起動します。

[step03] 画面上でARを表示したい場所をタップし、好きなサイズに拡大縮小してAR体験をお楽しみください。

作家について

イ・ブル (アーティスト)

1964年生まれ。弘益(ホンイク)大学校美術学校彫刻科卒業。家父長制の権威や女性の疎外感に疑問を投げかけ、文化的・政治的領域に浸透しているイデオロギーをテーマに、様々な素材を用いた彫刻やインスタレーションを制作。主な展覧会に「Projects 57: Bul Lee / Chie Matsue」(ニューヨーク近代美術館、1997)があり、ほかにもル・コンソルシウム(ディジョン、2002)、国際交流基金フォーラム(東京、2003)、カルティエ現代美術財団(パリ、2007〜08)などで個展を開催。99年の第48回ヴェネチア・ビエンナーレにて受賞歴がある。国内では森美術館(東京)にて「イ・ブル展:私からあなたへ、私たちだけに」(2012)が開催されたほか、あいちトリエンナーレ(2013)、大地の芸術祭越後妻有トリエンナーレ(2017)等に参加している。

http://www.leebul.com/