アートプロジェクト

one eye project

アン・サンスー(安 尚秀)

エリア
その他
日程
2021年7月22日(木)〜9月5日(日)
時間
終日公開(VR作品)
その他

パスポート

《one eye project》は、1988年から今日まで継続している写真プロジェクトです。最初の《one eye photo》は、1988年から2000年まで創刊していた伝説的な文化雑誌『bogoseo/bogoseo』の表紙のために制作されました。その際には、片手で目を覆ったセルフポートレート写真を掲載しています。それ以来、アンサンスーは日々の生活で出会った人々の、《one eye photo》を撮影し続けてきました。2003年にはブログ (http://ssahn.com/)を開設し、今日に至るまで約10,000日に渡って、日付と名前を記した《one eye photo》を掲載しています。同プロジェクトは2012年以来、ソウル、東京、香港、深圳をはじめとして多様な都市の展覧会や芸術祭に招聘されてきました。

アンサンスーは「誰かと初めて出会った時は、大事な世界が開かれるようである」という信念持っていることからも、このプロジェクトは生活の認識と尊敬についての本当の喜びに関わっていると言えるでしょう。また彼の日々の誠実さに加え、パフォーマティヴな要素も垣間見ることができます。無作為に出会った人々に対して片目を覆うようにお願いし、カメラの前に立ってもらうその依頼は「ハプニング」を生み出すための指令、あるいは楽譜のようだともいえます。人々との出会い、片目になってもうらことの依頼、写真の撮影、ファイルの保存、オンラインへの共有という一連の行為は、身振りを用いた言語によらない反復的なパフォーマンスとも捉えられるでしょう。

協力:東京都立工芸高等学校

(2021年7月現在)

1. 《pati. graduation.》2020年、paju bookcity、韓国
2. 《kang.tae-hwan.》2020年、忠州市、韓国
3.《lee bul.. gum.nuri.》2020年、ソウル、韓国

http://ssahn.com/

作家について

アン・サンスー(安 尚秀) (デザイナー)

1952年、忠州市(韓国)生まれ。タイポグラファー、グラフィックデザイナー、アーティスト。 弘益大学(ソウル)で学ぶ。2001年、ロンドンのキングストン大学より名誉デザイン博士号を授与される。
1988年からアンダーグラウンド・アート・カルチャー誌「Report/レポート」の編集者兼アートディレクターを務める。1991年から弘益大学でタイポグラフィの教授を務め、2013年に退任。
2018年にSeMA(ソウル美術館)で開催された「Nalgae-PaTI」展をはじめ、多くの個展&グループ展を開催。2001年から2017年までタイポジャンチ(ソウル・タイポグラフィ・ビエンナーレ)の議長を務め、1998年にはZgraf8のグランプリ、2007年にはドイツ・ライプチヒのグーテンベルク賞を受賞しています。また、香港のDFA Lifetime Achievement Awardを受賞。2013年、韓国のPaju BookcityにPaTI(Paju Typography Institute)というインディペンデントのデザインスクールを設立した。また、中国北京CAFA(Central Academy of Fine Arts)にて教授を務める。