アートプロジェクト

Spirit of the Land 〈地の精神〉

西村雄輔

「地」そのものに触れながら、過去=現在=未来が共存する光景が感じられる瞬間をつくりだす。西村が長年継続して取り組んでいるプロジェクトです。「地との対話」とはどういうことなのか。地に触れるというのは、表面の土に触れるだけではありません。さらにその奥へ奥へと意識は伸び、マントルの対流に乗って、遥か彼方の宇宙まで繋がっています。場を通して、地と繋がり、地の声に耳を澄ませることになるでしょう。「移動」も西村にとって大事なキーワードです。人、もの、ことがA地点からB地点に移動し、その移動の最中に起こる出来事が物語として場を創造する。西村は「移動」の方法について考え、2018年から愛媛県大洲市の山に入り、このプロジェクトで必要な杉を倒し移動するという現状と向き合い、そのために必要な道の整備などを行っています。

(2020年3月現在)

1: 制作ノートより「地を顕にする」2019
2: 《yamajiorimono*works》2006-
3: 《yamajiorimono*works》2006-

作家について

西村雄輔 (アーティスト)

1976年、福岡生まれ。2001年 東京藝術大学大学院美術研究科修士課程絵画専攻油画修了。2003年より群馬県桐生市の産業遺産である旧織物工場の改修/修繕プロジェクトを手がける。Moriyoshi Reconstruction Project(2003~2004年、旧森山芳平織物工場)、現在長期に渡り進行中のYAMAJIORIMONO*WORKS(山治織物工場、2006年~)では、傷んだ木造の建物に工場主とともに実際に手を入れながら、その場所と対話し、ものが語る歴史を読み、今を生きる場をつくる行為の在り方を提示している。

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