K15アートプロジェクト

天馬船プロジェクト

commandN

エリア
神田・湯島・上野・蔵前
日程
2021年9月5日(日)
時間
7:30-9:00
会場
神田川
その他

【料金】無料
【関連展示】

会期:2021年7月19日〜9月5日(休館日 8/2)
時間:11:00〜18:00
会場:マーチエキュート神田万世橋 N9(千代田区神田須田町1-25-4
料金:無料

歴史的視点から東京の街を捉えた時、神田川・日本橋川・外堀等を中心とした「江戸期以来の水辺の地域資源」には計り知れない価値があります。天馬船プロジェクトでは、木造和船を模した長さ約25㎝のミニ天馬船を神田川(聖橋〜万世橋間)に浮かべ、川の流れにまかせてタイムトライアルを行います。参加者は、1000円の寄付につきミニ天馬船1艘分の参加権を得ることができ、イベント当日はミニ天馬船が川の上流から一斉に流れる様子をウェブ配信にて鑑賞できます。集まった寄付金の一部は、神田川の浄化・河川文化の振興活動にも役立てられます。イベントや寄付を通して、人々の河川への意識を少しずつ変えていくことを目指すアートプロジェクトです。

(2021年7月現在)

1: 《天馬船プロジェクト》 間伐財で制作したミニ天馬船、レースには、1艘1000円で参加できる。 2006-、富山県氷見市上庄川
2: 《天馬船プロジェクト》 ミニ天馬船には、登録番号が割り当てられている。川の水の流れだけでゆっくりと進む。 2006-、富山県氷見市上庄川
3: 《天馬船プロジェクト》 一番先にゴールに到着した船が優勝。接戦の場合は、写真判定。 2006-、富山県氷見市上庄川

https://tenmasen.net/

課題とプロジェクトの目的
●水辺の文化・空間を横串にする横断的な取り組み本プロジェクトを通じて、アート・まちづくり・環境再生などのジャンルを越え、アーティスト・学生・市民・企業などが連携することで、新旧の水辺ユーザを横断的にネットワークしていくことを目指す。
●日常生活の中に水辺との関係を再構築する催事的な一時の盛り上がりに留めず、歴史的なイメージを背景に、地域との連携を図りながら、日常生活での水辺利用につながるような関係性を構築していく。
●空間社会ストックを活用した歴史防災コミュニティの形成地域の記憶や時間が刻まれた場所や空間を再活用することで、地域のアイデンティティを次代へとつないでいく。また、防災船着場を活用することで、災害時への備えにつながるコミュニティの形成を目指す。
●ドネーション型の開催形式集まった資金を川辺の活性化・浄化活動に役立てる。集められた寄付金が河川の文化活動をしていく団体の支援金となっていくことで、市民の主体性・協働性を高め、持続的なイベントとして定着していくことを目指す。・市民創造文化活動支援として立場や年齢、ジェンダー、国籍の違いを越えて参加でき、レース全体が参加する市民の多様性と連帯をあらわすプロジェクトとすることで、市民創造文化活動となることを目指す。また、河川=表現するためのメディアとして捉え、世界に向けてコミュニティ・アートプロジェクトを発信する。

富山県氷見市で行われた「天馬船プロジェクト」の始まりから展開までをダイジェストで紹介。約1000艘の間伐材を使った「ミニ天馬船」に一艘1000円で寄付してもらい川の流れでレースを行った。寄付金から木造和船の制作費を捻出に2艘の天馬船が完成し、氷見市の基層文化を体験する貴重な文化資源となっている。

天馬船プロジェクトでは、9月5日(日)のタイムトライヤルへの参加者・参加団体を募集しています。お申し込みは公式ウェブサイト(https://tenmasen.net/)よりお願いいたします。応募締め切りは8月31日(火)23時です。

作家について

commandN (アーティストイニシアチブ)

1997年、文化芸術活動に携わるメンバーにより活動開始。マッキントッシュのショートカットキー「command+N」から命名。2010年より一般社団法人化。アーティスト自らが企画・運営し、まちへと還元する「アーティストイニシアティブ」という考え方を軸に数多くのプロジェクトを展開。20周年を迎えた2017年に企画展「新しいページを開け!」開催。

会場

所在地

東京都千代田区神田須田町1(万世橋付近)

アクセス

・東京メトロ丸ノ内線「淡路町」駅より徒歩3分
・都営新宿線「小川町」駅より徒歩3分
・JR山手線・京浜東北線「秋葉原」駅より徒歩6分

その他

お問い合わせ
tb2020.jp/contact
(東京ビエンナーレ事務局)