アートプロジェクト

天馬船プロジェクト

commandN

「市民1万人が参加できる河川を使ったクラウドファンディング型天馬船レース」

「市民10000人が参加できる河川を使ったクラウドファンディング型天馬船レース」天馬船レースとは、木造和船を模した長さ約30㎝のミニ天馬船(1000円の寄付につきミニ天馬船1艘を登録可能)を神田川や日本橋川に浮かべ、川の流れにまかせてレースを行うプロジェクトです。川の上流から一斉にミニ天馬船を流し、上位でゴールした船には特別な賞品が贈られる。レースの参加登録費の一部を河川浄化や河川文化の振興、天馬船の制作費等として活用されます。 江戸期に作られた玉川上水は、当時の江戸城まで水を運び江戸の発展を支えてきました。江戸城から皇居としての歴史的視点を基層文化として捉えた時、この神田川、日本橋川、外堀等、東京での水辺の地域資源としての価値は、計り知れない価値があります。先のオリンピックのために開発され、この河川に蓋をするように存在している首都高速道路を地中化し、河川上に空を取り戻す計画も進んできています。神田川、日本橋川流域において、未来の都市計画は、遊歩道をつくり河川側を表として設計していくことが大切です。本プロジェクトは、この裏として暗く、まだまだ浄化が進まない神田川、日本橋川を舞台とすることで全国の市民が注目し河川にたいしての文化・環境意識を変えていく契機としていきたいと思います。

「課題とプロジェクトの目的」
〇水辺の文化・空間を横串にする横断的な取り組み本プロジェクトを通じて、アート・まちづくり・環境再生などのジャンルを越え、アーティスト・学生・市民・企業などが連携することで、新旧の水辺ユーザを横断的にネットワークしていくことを目指す。
〇日常生活の中に水辺との関係を再構築する催事的な一時の盛り上がりに留めず、歴史的なイメージを背景に、地域との連携を図りながら、日常生活での水辺利用につながるような関係性を構築していく。
〇空間社会ストックを活用した歴史防災コミュニティの形成地域の記憶や時間が刻まれた場所や空間を再活用することで、地域のアイデンティティを次代へとつないでいく。また、防災船着場を活用することで、災害時への備えにつながるコミュニティの形成を目指す。
〇ドネーション型の開催形式集まった資金を川辺の活性化・浄化活動に役立てる。集められた寄付金が河川の文化活動をしていく団体の支援金となっていくことで、市民の主体性・協働性を高め、持続的なイベントとして定着していくことを目指す。・市民創造文化活動支援として立場や年齢、ジェンダー、国籍の違いを越えて参加でき、レース全体が参加する市民の多様性と連帯をあらわすプロジェクトとすることで、市民創造文化活動となることを目指す。また、河川=表現するためのメディアとして捉え、世界に向けてコミュニティ・アートプロジェクトを発信する。

富山県氷見市「天馬船プロジェクト」の様子(動画)
富山県氷見市で行われた「天馬船プロジェクト」の始まりから展開までをダイジェストで紹介。
約1000艘の間伐材を使った「ミニ天馬船」に一艘1000円で寄付してもらい川の流れでレースを行った。
寄付金から木造和船の制作費を捻出に2艘の天馬船が完成し、氷見市の基層文化を体験する貴重な文化資源となっている。

(2020年3月現在)

1: 《天馬船プロジェクト》 間伐財で制作したミニ天馬船、レースには、1艘1000円で参加できる。 2006-、富山県氷見市上庄川
2: 《天馬船プロジェクト》 ミニ天馬船には、登録番号が割り当てられている。川の水の流れだけでゆっくりと進む。 2006-、富山県氷見市上庄川
3: 《天馬船プロジェクト》 一番先にゴールに到着した船が優勝。接戦の場合は、写真判定。 2006-、富山県氷見市上庄川

作家について

commandN (アーティストイニシアチブ)

1997年、文化芸術活動に携わるメンバーにより活動開始。マッキントッシュのショートカットキー「command+N」から命名。2010年より一般社団法人化。アーティスト自らが企画・運営し、まちへと還元する「アーティストイニシアティブ」という考え方を軸に数多くのプロジェクトを展開。20周年を迎えた2017年に企画展「新しいページを開け!」開催。

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