B01ソーシャルダイブ(海外)

千代田の夜

鄭 亭亭(チェン・ティンティン)

エリア
番町・麹町
日程
2021年7月10日(土)〜9月5日(日)
時間
18:00〜22:00
その他

無料

<Tokyo Biennale 2020 SOCIAL DIVE Artist-in-Residence Projects>

千代田区は東京都で最も人口の少ない区であり、昼夜の人口差が最も大きい区です。本オーディオウォーク作品《千代田の夜》は、「アイランド」、「ペニンシュラ」、「アンダーグラウンド」と題された、日本の歴史と文化を考察した3つの物語から構成されています。鑑賞者は専用アプリをダウンロードし、指定された地点から歩き始めることで、過去の人々の魂は現代へと蘇り、鑑賞者へと語りかけ始めます。夜になると現れる、霊、魂、歴史、忘れられた過去は、本作で語り継がれ、訪れた人と過去の人々の魂とが共に歩み始めます。この体験を通して、千代田区は観光客、資産家、皇室の為だけの地域ではなく、兵士や移民、通勤者、恋人、家族、植民地化された人々も暮らした土地であることへと気づかされるでしょう。

助成:財団法人国家文化芸術基金会

(2021年6月現在)

1: 《2 March 1981》オーディオガイド参加の記録、2018年、Fordham Park(ロンドン)、Photo by Ting-Ting Cheng
2: 《千代田区の夜》靖国神社周辺のイメージスケッチ(東京)、2020年、Drawing by Fabio Sayegh
3: 《千代田区の夜》在日本朝鮮人総聯合会中央本部周辺のイメージスケッチ(東京)、2020年、Drawing by Fabio Sayegh

作品の体験方法

本作は専用アプリをダウンロードしてから、ご鑑賞ください。

[Step1] 次のURLから、専用アプリ「Chito」をダウンロードしてください。

Google Play
App store



[Step2] 右側に表示されている下矢印をクリックし、ご希望の物語をダウンロードしてください。

[Step3] 物語のダウンロードが完了したら、スタート地点に移動してください。それぞれのスタート地点は以下リンクよりご確認いただけます。

『ペニンシュラ』スタート地点
https://goo.gl/maps/CcCFkmUFZzrLhJuX7
『アンダーグラウンド』スタート地点
https://goo.gl/maps/hX9FeGo5bw4ELV767

[Step4] スタート地点に到着後、アプリを起動し物語をクリックしてください。

※作品は 18:00〜22:00 の間にお楽しみいただけます。
※ご自身のイヤフォンやヘッドフォンをご用意し体験を開始してください。
※体験時は、お持ちのスマートフォンのWifiと位置情報サービスをオンにしてください。
※1作品の所要時間は30分程度です。

[『アイランド』について] ご鑑賞前に必ずお読みください

本作のスクリプト『アイランド』は、靖国神社に合祀されている太平洋戦争の旧日本軍戦没者(台湾人)について、鄭 亭亭氏(チェン・ティンティン)氏が創作したストーリーです。東京ビエンナーレは、多文化共生を推進する東京を舞台とする国際芸術祭であることから、国内外から参加するアーティストの多様な視点と歴史観、これに基づく表現の自由を尊重する立場であり、団体として特定のイデオロギーや歴史観に与することはありません。そのため本作品のスクリプトにおいて、一部の表現に靖国神社側の歴史認識との相違が認められたものの、あくまでアーティストが創作した物語であること、また、さきの戦争を日本以外のアジア諸国からの多様な視点から見つめ、戦争の悲惨さを語り継ぎ、国際理解や平和につなげることがアーティストの意図と理解し、展示発表をおこなうことにいたしました。

ただし、本作品は当初、靖国神社周辺を歩きながら鑑賞する自動音声プログラムとして設計されましたが、新型コロナウイルスのパンデミックにより鄭氏が来日できず、その結果、受け入れ先の靖国神社との協働プロセスを築けず、敷地周辺への音声起動ポイント設置はいったん断念しております。そのため、鄭氏と協議の上、スクリプト「アイランド」につきましては、音声のスタート地点のみをテキストで明記し、鑑賞方法については本プログラムの鑑賞者に委ねる形式をとっております。

東京ビエンナーレとしては、パンデミック収束後、鄭氏の来日が実現したところから、改めて靖国神社をはじめ、当該地域の皆おm様と本作品についての対話をスタートし、プロジェクトの完成をサポートする所存です。ご理解のほどよろしくお願いいたします。

『アイランド』はこちらよりご鑑賞頂けます。

作家について

鄭 亭亭(チェン・ティンティン) (アーティスト)

台北とロンドンを拠点に活動。ウェストミンスター大学写真学科で修士号、ゴールドスミスカレッジで美術修士号を取得。アーカイブ資料を再解釈し、現在の文脈の中での物語を構築することで、私たちの文化的、国家的、人種的なアイデンティティを考察する。これまでに台北美術館、Galerie Grand Siècle(台北)、Identity Gallery(香港)、ギャラリーノマル(大阪、日本)、Luis Adelantado (ヴァレンシア、スペイン)、Iniva(ロンドン)などで個展を開催。また、「Bi-City Biennale of Urbanism/Architechture」(深圳、中国)、「III Moscow International Biennale for Young Art」(モスクワ)、「Contemporary Art Festival Sesc_Videobrasil」(サンパウロ)に参加し、観都美術館(台北)、国立台湾美術館(台中)、国立中国美術館(北京)などでグループ展に参加する。Addaya Art Centre(パルマ、スペイン)、GlogauAIR(ベルリン)、Ben-Uri Museum、Iniva(ロンドン)、CFCCA(マンチェスター)、cheLA(ブエノスアイレス)、Zero Station(ホーチミン)、ソウル近代現代美術館、台東美術館(台東)などでアーティスト・イン・レジデンスに参加。
www.chengtingting.com

Photo by Ting-Ting Cheng