D02アートプロジェクト
TOKYO BUDDHA
椿昇
横浜トリエンナーレの会場に突如として出現したバッタの作品等、社会に対しユーモアとアイロニーを込めたインパクトの強い作品で知られる現代美術家の椿昇は、東京のオフィスビルにブッダを出現させます。
問いがあるのなら解を求めるのが人間の知的営みとは思うのだが、答えではなく遊戯の延長に意図せず現れる現象の中に時折それは姿を見せる事があると時折感じる事もある。懲りもせず通俗的なアイコンとして昆虫やぶよぶよした胎児のようなオブジェクトを巨大化(それが鍵をにぎる)させて来た理由がそこにあるのかもしれない。その思いがAR三兄弟との偶発的な衝突によって“TOKYO BUDDHA”に結実した事は、横浜トリエンナーレで巨大なバッタと闘った事件が、無限大の可能性を孕んで再臨したように感じる。意味の場なんか無視して適当に現象してもいいんだよ。(椿昇)
開発:AR三兄弟
(2021年7月現在)
1: “TOKYO BUDDHA”(開発:AR三兄弟)
2: 《We’ll meet again 2020》2019、東京ビエンナーレ2020 計画展
3: 《We’ll meet again 2020》作品イメージ
4: 《インセクト・ワールド-飛蝗 –》2014、旧東京電機大学跡地
AR作品の観賞場所および観賞の流れ
[step01] 本作品はAR作品です。作品をご鑑賞いただく際にはアプリ「AR SQUARE」が必要です。以下よりダウンロードしてください。
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[step02] 作品の出現場所は新有楽町ビルとなり、その向かい側に立ち新有楽町ビル側にスマートフォンをかざして体験する作品となります。有楽町駅D3出口の階段を上ると目の前に見える凹型のビルが新有楽町ビルです。
[step03] 新有楽町ビルの向かいにある「ラ・メゾン・デュ・ショコラ丸の内店」の前あたりが、本作品のビューポイントとなります(googleマップはこちら)。
ビューポイントに立ち、ページ内にある「+EX」ボタンをクリックします。するとカメラが起動します。
[step04] 画面に点線が表示されますので、目の前にある新有楽町ビルに点線を合わせてみてください。実際のビルと点線が重なり合うと、点線が消え作品がスタートします。
「+EX」ボタンを押して、どうぞ作品をお楽しみください。
作家について
椿昇 (現代美術家)
1953年、京都生まれ。京都市立芸術大学美術専攻科修了。 1989年Against Nature展に「Fresh gasoline」を出品、展覧会タイトルを生む。1993年ベネチアビエンナーレ・アペルト参加。主な個展に、横浜トリエンナーレ《インセクト・ワールド “飛蝗(バッタ)》(2001年)、ラホヤ美術館(サンディエゴ、1992年)、水戸芸術館(2003年)、京都国立近代美術館(2009年)、霧島アートの森(2012年)がある。芸術祭参加の他ディレクターも多く、瀬戸内国際芸術祭 「醤の郷+坂手港プロジェクト」(2013年)、AOMORIトリエンナーレ2017及び2020、2018年より始 まった「ARTISTS’ FAIR KYOTO」などを兼務する。
会場
所在地
東京都千代田区有楽町1-12-1
アクセス
・東京メトロ有楽町線「有楽町」駅直結
・JR京浜東北線・山手線「有楽町」駅より徒歩1分
その他
お問い合わせ
tb2020.jp/contact
(東京ビエンナーレ事務局)