日時 | 12月20日(月)20:00-21:00 12月21日(火)20:00-21:00 |
会場 | オンライン(ZOOM Webinarによる配信) |
料金 | 無料、要お申し込み ※配信時間までにお申し込みください。視聴するためのURLをお送りします。 申し込みはこちら |
備考 | 言語は日本語、英語、中国語。部分的に逐次通訳が入ります |
シンポジウム:アートにおける多言語状況と翻訳(不)可能性
Symposium: Multi-lingual Conditions and the (Im)possibility of Translation in Art
Hotel Asia Project 再考
Revisiting Hotel Asia Project
アートにおける多言語状況とはどういうものなのでしょうか。多言語間の翻訳は何を生み出し、何を失わせるのでしょうか。コロナ禍において私たちはナショナルな言語を超えたコミュニケーションをどのように組み立てることができるのでしょうか。
東京ビエンナーレの中のプロジェクト「RELATIONS(リレーションズ):批評とメディアの実践のプロジェクト」は、多文化・多言語など多種多様な人々から織りなすこれからの批評とメディアのあり方を実践的に考えてきました。
ディレクターの毛利嘉孝がその際に参照していたプロジェクトに彼自身も関わっていたHotel Asia Projectがあります。小倉のGALLERY SOAPのディレクターであり、自らアーティストとしてSECOND PLANETというアートユニットで活動してきた宮川敬一やアーティスト佐々木玄が立ち上げた、Hotel Asia Projectは、2011年から小倉、東京、沖縄、重慶、バンコク、ジョグジャカルタ、台湾、シンガポールなどアジアの都市を結んでアートにおける多言語状況の(不)可能性を模索してきました。今回のシンポジウムは宮川敬一と佐々木玄を迎えて、あらためてHotel Asia Project を振り返りながらこれからの展望を語り合います。
あわせて、中国重慶のOrganhaus Art Spaceのキュレーター、倪昆(Ni Kun)、現在国際的に注目を集めるバンコクのアーティスト、ミティ・ルアンクリタヤー(Miti Ruangkritya)、そして、東京をベースに活躍する新進気鋭のアーティスト、リリー・ナイト(Lily Night)、フィリピンから東京への移住の経験による独自の視点からデジタルメディアの資本主義や労働、そしてアートの問題を考えるジョン・パイレズ (Jong Pairez)など何らかの形でHotel Asia Projectと関わりのあった登壇者とともに、トランスナショナルなアートの現在、困難と可能性について語ります。
DAY 1:
モデレーター:毛利嘉孝(社会学者、東京藝術大学教授)
出演者:宮川敬一(アーティスト、SECOND PLANET、GALLERY SOAPディレクター),
佐々木玄(アーティスト)
倪 昆(Ni Kun)(キュレーター、重慶Organhaus Art Spaceディレクター)
リリー・ナイト(Lily Night) (アーティスト)
通 訳:李静文(日中)
DAY 2:
モデレーター:毛利嘉孝(社会学者、東京藝術大学教授)
出演者:宮川敬一(アーティスト、Second Planet、Gallery Soapディレクター),
佐々木玄(アーティスト)
ミティ・ルアンクリタヤー(Miti Ruangkritya)バンコク、アーティスト、写真家)
ジョン・パイレズ (Jong Pairez)(アーティスト)
通 訳:花岡美緒(日英)
*言語は日本語、英語、中国語。部分的に逐次通訳が入ります
ウェブメディア「RELATIONS」:https://relations-tokyo.com/
【プログラムディレクター】
Yoshitaka Mōri│毛利 嘉孝 (東京藝術大学大学院・国際芸術創造研究科 教授)
社会学。専門はメディア/文化研究。特に現代美術や音楽、メディアなど現代文化と都市空間の編成や社会運動をテーマに批評活動を行う。主著に『バンクシー:アート・テロリスト』(光文社新書)『ストリートの思想』(日本放送出版協会)、『文化=政治』(月曜社)、『増補 ポピュラー音楽と資本主義』(せりか書房)、編著に『アフターミュージッキング』(東京藝術大学出版会)ほか。HP : mouri.geidai.ac.jp