【終了】LIVE RELATIONS! vol.01 DAY2

[概要]

タイトルLIVE RELATIONS! vol.01 DAY2
日程2021年7月18日(日)
時間13:00~22:00
会場アーツ千代田3331 コミュニティスペース
配信YouTube Liveにて配信
料金無料
お申し込み[現地参加] Peatixよりお申し込みください
[オンライン視聴] 事前申し込みは不要です
定員[現地参加] 25名
(RELATIONS ツアーは8名まで)
[オンライン視聴] 定員なし
言語ラウンドテーブルディスカッションは日英逐次通訳
他のプログラムは日本語のみ
お問い合わせ東京ビエンナーレ事務局 info(at)tokyobiennale.jp

東京ビエンナーレの企画のひとつ『RELATIONS:批評とメディアの実践のプロジェクト』がビエンナーレの会期中、都市空間に飛び出します。LIVE RELATIONS vol.01では、二日間に渡ってアーツ千代田3331で東京ビエンナーレの参加アーティストや市民、スタッフ、そしてそれを取り巻くさまざまな人々の間を取り持ち、議論の場を提供したいと思います。
 
初日17日(土)は、残念ながら新型コロナウイルスのために来日することができなかった海外作家たちとオンラインでつないで、来日ができない状況でどのような作品を作ったのか、この状況をどのように感じているのか、議論します。 司会は、毛利嘉孝(RELATIONSディレクター)。
 
二日目は18日(日)は、RELATIONSの編集委員が東京ビエンナーレを回った後、それぞれの専門と関心の立場から、東京ビエンナーレ、コロナ禍における国際芸術祭の現場、芸術と社会、政治、経済の関係、そして、今日のアートと市民の関係を議論します。

[プログラム]

<LIVE RELATIONS! vol.01 DAY2>

13:00-17:30東京ビエンナーレ見学(RELATIONS ツアー)
※ライブ配信なし
17:30-18:30都市と芸術:東京ビエンナーレを考える1970-2020/21
Yoshitaka Mōri│毛利 嘉孝(東京藝術大学)
Kenji Kajiya│加治屋 健司(東京大学)
Tomoko Shimizu│清水 知子(筑波大学)
Wakana Kono│鴻野 わか菜(早稲田大学)
Yoshikazu Nango│南後 由和(明治大学)
18:30-19:00休憩
19:00-20:00Roundtable Discussion 1
ポストコロナの時代:国際芸術祭はどこに向かうのか?

報告者:Michelle Lim(シンガポール南洋工科大学)他
20:00-21:00Roundtable Discussion 2
アートとダイバーシティ

報告者:Adrian Favell(リーズ大学)他
21:00-22:00Roundtable Discussion 3
アートにおけるアクターは誰なのか?:市民とアート、公共性

報告者:Pan Lu│潘 律(香港工科大学)他

※プログラム内容は変更になる場合があります

[登壇者]

Yoshitaka Mōri│毛利 嘉孝 (東京藝術大学大学院・国際芸術創造研究科 教授)

社会学。専門はメディア/文化研究。特に現代美術や音楽、メディアなど現代文化と都市空間の編成や社会運動をテーマに批評活動を行う。主著に『バンクシー:アート・テロリスト』(光文社新書)『ストリートの思想』(日本放送出版協会)、『文化=政治』(月曜社)、『増補 ポピュラー音楽と資本主義』(せりか書房)、編著に『アフターミュージッキング』(東京藝術大学出版会)ほか。HP : mouri.geidai.ac.jp

Kenji Kajiya│加治屋 健司 (東京大学大学院・総合文化研究科 教授)

表象文化論・現代美術史。アメリカ、イギリス、日本を中心とした現代美術史、美術批評史を研究している。東京大学芸術創造連携研究機構 副機構長、日本美術オーラル・ヒストリー・アーカイヴ代表を務める。共編著に Shaping the History of Art in Southeast Asia, Art Studies, no. 3 (Tokyo: Japan Foundation Asia Center, 2017), From Postwar to Postmodern, Art in Japan 1945-1989: Primary Documents (New York: Museum of Modern Art, 2012)、『中原佑介美術批評選集』全12巻(現代企画室+BankART出版、2011年―)、共著に『マーク・ロスコ』(淡交社、2009年)、『マンガを「見る」という体験』(水声社、2014年)、『地域アート 美学/制度/日本』(堀之内出版、2016年)ほか。

Tomoko Shimizu│清水 知子 (筑波大学・人文社会系 准教授)

比較文化論・文化理論・メディア文化論。主著に、『文化と暴力—揺曳するユニオンジャック』(月曜社、2013年)、共著に『地域アート 美学/制度/日本』(堀之内出版、2016年)、『芸術と労働』(水声社、2018年)、共訳にアントニオ・ネグリ、マイケル・ハート『叛逆―マルチチュードの民主主義宣言』(NHKブックス、2013年)、ジュディス・バトラー『アセンブリ:行為遂行性・複数性・政治』(青土社、2018年)ほか。

Wakana Kono│鴻野 わか菜 (早稲田大学・教育・総合科学学術院 教授)

ロシア文学・ロシア美術・文化研究。ロシア文学、ロシア美術を中心に研究活動を行う一方で、展覧会の企画や監修に関わる。「夢みる力——未来への飛翔 ロシア現代アートの世界」展(市原湖畔美術館)、ゲストキュレーター。NHKラジオ「まいにちロシア語入門編」担当。共著に『イリヤ・カバコフ世界図鑑――絵本と原画』(企画・監修:神奈川県立近代美術館)、『幻のロシア絵本 1920-30年代』(淡交社)、『ロシア語の教科書』(ナウカ出版)ほか。訳書にレオニート・チシコフ『かぜをひいたおつきさま』(徳間書店)、イリヤ&エミリア・カバコフ『プロジェクト宮殿』(国書刊行会)ほか。

Yoshikazu Nango│南後 由和 (明治大学・情報コミュニケーション学部 准教授)

社会学、都市・建築論。主な著書に『ひとり空間の都市論』(ちくま新書、2018)、『商業空間は何の夢を見たか』(共著、平凡社、2016)、『建築の際』(編、平凡社、2015)、『磯崎新建築論集第7巻 建築のキュレーション』(岩波書店,2013),『モール化する都市と社会』,(NTT出版,2013),『榮久庵憲司とGKの世界』(世田谷美術館,2013),『路上と観察をめぐる表現史』(フィルムアート社,2013)『文化人とは何か?』(共編、東京書籍、2010)、『メタボリズムの未来都市展』(新建築社,2011)ほか。http://www.nango-lab.jp/

Michelle Limミシェル・リム (シンガポール南洋理工大学 スクール・オブ・アート・デザイン・アンド・メディア助教授)

ニューヨーク/シンガポール在住。プリンストン大学にて美術史の博士号を取得。2009〜10年、ホイットニー美術館インディペンデント・スタディ・プログラムのキュレートリアル・フェローとして在籍。ニューヨークのアジア・ソサエティ・ミュージアム、ホイットニー美術館、プリンストン大学美術館、シンガポール国立博物館などでリサーチおよびキュレートリアル・プログラムを実施。ニューヨークのクーパー・ユニオンでアジア美術史を、ニューヨーク市立大学大学院にてコンテンポラリー・キュレーティングの教鞭を執る。2014年より現職。

Adrian Favell│エイドリアン・ファヴェル (リーズ大学 社会学・社会理論学部 教授)

イギリス、リーズ大学社会学・社会理論学部長。移民、多文化主義、市民権を専門として国際的に知らえる社会学者であり、この領域に多くの著作がある。日本の現代美術関連の著作として『ビフォー・アンド・アフター・スーパーフラット:日本現代美術小史 1990-2011(2012)』Before and After Superflat: A Short History of Japanese Contemporary Art 1990-2011 (2012)がある。『アート・イン・アメリカ』、『美術手帖』、『インプレッションズ』、『アートフォーラム』、『ART iTオンライン』などの雑誌に寄稿している。現在、日本における〈ポスト成長期〉の芸術と建築に関する本を執筆中。http://www.adrianfavell.com/

Pan Lu│潘 律│パン・ルー (香港理工大学中国文化系助理教授/本科課程主任)

ベルリン工科大学客員研究員(2008-2009)、ハーバード燕京研究所研究員(2011-2012)、福岡アジア美術館滞在研究員(2016)、台北芸術大学客員研究員(2018)などを経て現職。以下の2冊の単著を発表している。In-Visible Palimpsest: Memory, Space and Modernity in Berlin and Shanghai (Bern: Peter Lang, 2016) Aestheticizing Public Space: Street Visual Politics in East Asian Cities (Bristol: Intellect, 2015). 新著に Imagination and Imaginarium: Remapping World War II Monuments in Greater China (Palgrave Macmillian 2021)を予定。

[RELATIONS Website]
https://relations-tokyo.com/

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