ソーシャルプロジェクト

デザインプロジェクト

シンボルロゴ、広報宣伝、MAP、ガイド、サイン、グッズ、その他のインフォメーションやコミュニケーションなど、デザインが関わる領域に対し、多種多様な属性を持った人たちに開かれたデザインを展開していく。気鋭のデザイナーによるチームで議論を重ね、その内容を開示しながら各種制作へと結びつけていく。

デザインプロジェクトで制作するコンテンツ
シンボルマーク/ロゴタイプ/ポスター/チラシ/チケット/WEBサイト/会場ガイド/会場サイン/グッズ/アーカイブス(記録集など)/シンポジウム/スチューデントトライアル(教育プログラム)

(2021年6月現在)

スチューデントトライアル

見なれぬ“東京の地図”へ

日程 7月10日(土)〜9月5日(日)
会場 アーツ千代田3331 1 階廊下
時間 11:00-18:00

多彩な表情を持つ東京の北東エリアを、学生が主体となって新たな目線で切り取ろうとする試み。デザインプロジェクトのシンポジウムを契機に集まった二大学三学科学生有志による合同の企画展示。デザインプロジェクトメンバーによる講評やツアーなども計画(詳細はサイトで公表)。

・多摩美術大学グラフィックデザイン学科生(大隅葉月/亀山春菜/重松龍太/杉本菜々子/高木友佳子/中島七海/中村陽道/庭野賀代)

「徒を拾う」

実際に歩くことで層を成していくかのような、街に対する印象の変化。堆積・集積・成層・累々・経過・風化・侵食・運搬……長い時をかけて土地に定着したもの、あるいは今まさに生まれようと/消え去ろうとしているもの。そうした個々の“経験”を互いに積層させ、コラージュ的地図作品の生成を試みる。

・多摩美術大学統合デザイン学科生(石川明日香/臼井結那/竹田優紀/角田果穂/津屋圭佑)

「見えてるけど見えてないを見る。」

東京の地形には、Googleマップには映らない、土地の高低差や開発の歴史が潜んでいる。本プロジェクトでは、普段なんとなく見えている景色の一部でもあったはずの“かたち”に焦点を当てながら街を歩く。「見えてるけど見えてないを見る」ことで、小さな楽しみを発見しながら、視点のアップデートを体験する。

・武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科生(伊林和香/小原範均/杉山裕太郎)

「天に測られ、量が地となる」

江戸時代に「測天量地」という言葉があった。それは我々が見ている世界に対する「正解」として示されたわけだが、スマートフォンで誰しも正確な地図情報を利用できる現在に、経験的世界像を生成させたい。固定された地図には見られない生きた空間情報、量の情報を“地”としてリアルタイムに描画する。

プロジェクトディレクター

佐藤直樹 (東京ビエンナーレ2020 クリエイティブディレクター、アートディレクター、デザイナー、画家)

1961年、東京生まれ。北海道教育大学卒業後、信州大学で教育社会学・言語社会学を学ぶ。美学校菊畑茂久馬絵画教場修了。1998年、アジール・デザイン(現アジール)設立。 2003~10年、「セントラルイースト東京」プロデュース。2010年、「アーツ千代田 3331」立ち上げに参画。「トランスアーツ東京」を機に絵画制作へと重心を移す。サンフランシスコ近代美術館パーマネントコレクションほか国内外で受賞多数。 画集に『秘境の東京、そこで生えている』(東京キララ社、2017)、著書に『無くならない―アートとデザインの間』(晶文社、2017年)、展覧会図録に『佐藤直樹 紙面・壁画・図録──同じ場所から生まれる本と美術の話』(太田市美術館・図書館/美術出版社, 2019年)など。美学校講師。多摩美術大学教授。
https://satonaoki.jp/

メンバー

大原 大次郎 おおはら だいじろう
グラフィックデザイナー

1978年、神奈川県生まれ。グラフィックデザイン、音楽、展覧会やワークショップなどを通して、言葉や文字の新たな知覚を探るプロジェクトを展開する。近年のプロジェクトには、重力を主題としたモビールのタイポグラフィ〈もじゅうりょく〉、登山図とホンマタカシによる山岳写真を再構築したグラフィック連作〈稜線〉、音楽家・蓮沼執太、ラッパー・イルリメと共に構成する音声記述〈TypogRAPy〉、YOUR SONG IS GOODの吉澤成友と展開するライブプリントとドローイングによる即入稿セッション〈New co.〉などがある。受賞にJAGDA新人賞、東京TDC賞。oharadaijiro.com

田中 義久 たなか よしひさ
グラフィックデザイナー、美術家

ブックショップ「POST」、「The Tokyo Art Book Fair」、出版、流通、ギャラリー機能を併せ持つ「CASE」の共同運営、また多くの作家と作品集における協働作業をおこなっている。また、飯田竜太(彫刻家)とのアーティストデュオ「Nerhol」としても活動し、主な個展に「Index」(Foam Photography Museum、アムステルダム、2015年)、「Promenade」(金沢21世紀美術館、2016年)、「Interview, Portrait, House and Room」(Youngeun Museum Contemporary Art、ソウル、2017年)がある。

セキユリヲ
デザイナー

2000年より「サルビア」の活動をスタートし、古きよき日本の伝統文化に学びながら、今の暮らしによりそうものづくりをすすめるデザイナー。2009年より一年間スウェーデンでテキスタイル制作を学び、帰国後は東京・蔵前のアトリエでワークショップなどをひらく。書籍や雑誌、テキスタイルや空間のデザインのほか、「月イチ蔵前マップ」「渋谷子育てMAP」「和歌山・温川おさんぽMAP」ほか、「まちのちずづくりワークショップ」など、マップのデザインをしながらまちづくりを考える取り組みも。いまは育児が暮らしの中心。

原田 祐馬 はらだ ゆうま
デザイナー

1979年、大阪生まれ。UMA/design farm代表。大阪を拠点に文化や福祉、地域に関わるプロジェクトを中心に、グラフィック、書籍、空間、展覧会や企画開発などを通して、理念を可視化し新しい体験をつくりだすことを目指している。「共に考え、共につくる」を大切に、対話と実験を繰り返すデザインを実践。「DESIGNEAST」、「小豆島・醤の郷+坂手港プロジェクト」などのディレクターを務める。グッドデザイン賞審査委員、京都造形芸術大学空間演出デザイン学科客員教授。愛犬の名前はワカメ。 www.umamu.jp