ソーシャルプロジェクト

災害対応力向上プロジェクト

「火事と喧嘩は江戸の華」という言葉があるが、この華とは町火消しのこと。江戸の「防災」は、地域コミュニティと深く関わってきた。しかし近代以降、個人個人が生きることができる(ように見える)ことによって、私たちをつなげるそのコミュニティはとても弱くなっている。東京ビエンナーレでは、アートプロジェクトとして「災害対応」に取り組むことで、地域の人々や専門家を交えた現代にふさわしい市民関係を生み出す。そして、Well-Being な地域社会を作り出し、地震などの大規模災害に備え、お互いが助け合えるつながりを築き直すことを目指す。

実施内容(予定)

フィールドサーベイの実施

自分たちが暮らし、働くまちをよく知ることからはじめる。専門家と地域住民とのフィールドサーベイを実施し、まちの中に潜むリスクの見える化や、災害時に必要な水、トイレ、物資、WiFi等の供給スポットの把握、供給者とのネットワーク構築など、重要な社会インフラづくりを進める。

神田エリアフィールドサーベイの様子 2019年8月実施

災害対応マップアプリ「あつまりマップ」の開発

既存の災害関連情報に加えて、災害時に市民一人一人が地域のリアルタイムな被災状況を入力することで、広域な被害状況を把握できるマップシステムを構築し、それを誰でも利活用できるようにネット上に公開できるモバイル端末アプリ「あつまりマップ」の開発を目指す。

災害対応ストリートファニチャー「街なかキオスク」の開発

災害時にその地域で市民が必要とするものを提供する災害対応HUB ユニット「街なかキオスク」の開発を目指します。地域住民だけでなく来訪者にとってもわかりやすく、災害時に頼れる キオスクのあり方を探る。

(2020年3月現在)

プロジェクトディレクター

西田司 (建築家、オンデザインパートナーズ代表)

1976年、神奈川生まれ。一級建築士。1999年横浜国立大学卒業。2002年から2007年まで、東京都立大学大学院助手。2004年オンデザインパートナーズ設立。数々の建築を手掛けると同時に、宮城県石巻市のまちづくり団体ISHINOMAKI2.0のメンバーとしても活動している。

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