アートプロジェクト

玉川上水46億年を歩く

リー智子

玉川上水とは、1653年に玉川兄弟によって造られた上水のこと。西は羽村の取水堰から武蔵野台地を横断し、四谷の大木戸まで続き、江戸の町へ飲料水を運んでいました。現在は、一部が高速道路建設等のため埋め立てられてしまいましたが、当時反対運動が起き、上流は現在でも水路が残っており地域の人々に愛されています。

本プロジェクトは、羽村から皇居まで46kmの玉川上水とその軌跡を歩き、地球46億年の歴史になぞらえ、1km1億年を想像する試みです。遥か昔の東京の姿に思いを馳せ、そこにあった自然にはどんな木々が生え、鳥がさえずり、動物たちが行き来していたのか想像すると、今までとは違う東京の姿が見えてくるはずです。玉川上水を実際に歩くだけでなく、玉川上水沿いに棲息する、今のいきものと昔のいきものを描くワークショップや、玉川上水46億年の展覧会、シンポジウムなどを行う予定です。

(2020年3月現在)

1: 玉川上水の様子、Photo by 加藤嘉六
2: 《玉川上水46億年を歩く》ルートマップ
3: 1月に開催されたプレウォークの様子

作家について

リー智子 (アーティスト)

武蔵野美術大学彫刻科卒業 。豊かすぎる日本を飛び出し、インドの電気、水道、ガスのない村で、人が生きるうえで本当に大切なものは何か、という事をさぐる。国内外多くの彫刻シンポジウムに参加。環境系映画上映会、講演会、シンポジウム、こどもアートワークショップなど、様々な企画運営に挑戦している。

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