アートプロジェクト

青海三丁目 地先の肖像

2.5 architects 森藤文華 + 葛沁芸

<公募アートプロジェクト「ソーシャルダイブ」>

建築家ユニットの2.5 architectsによる、埋立地を巡る参加型のプロジェクト。東京のフロンティアである「青海3 丁目地先」という、未だ地名も地番もない埋立地のフィールドワーク及び資源ゴミを利用した参加型エキシビション/インスタレーションを通じて、埋立地の場所性を捉え、私たち一人一人に関わる問題として向き合うプロジェクトです。

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2020 年、この土地は、最終処分場として都市のゴミを一手に引き受けながら、オリンピックの会場となる。一刻一刻姿を変えるこの場所で、どのような地霊(ゲニウス・ロキ)を見出すことができるだろうか。
地質学者によると、現代は奇跡的に海水面が安定している時代だという。沿岸部や埋立地に都市が発達したが、またいつ海水面が変化するかわからない。「青海3 丁目地先」は、地球規模の視点から見れば刹那的な、しかし人間の視点から見れば多くの年月をかけて作り出した埋立地である。そこは都市の最前線であると同時に、最初に無くなる都市なのかもしれない。
(2.5 architects)

(2020年3月現在)

1: 《青海三丁目 地先の肖像》 イメージスケッチ、2019
2: 《青海三丁目 地先の肖像》 草原となった埋立地、2019、Photo by Fumika Morito
3: 《青海三丁目 地先の肖像》 鉄屑の集積場、2019、Photo by Fumika Morito

作家について

2.5 architects 森藤文華 + 葛沁芸

女性建築家2人による一級建築士事務所。二次元/三次元、自然と装飾などをテーマに建築のみならず、アート、プロダクトデザイン、インスタレーションと活動の場を広げている。これまでに「紡ぎ歌」(トロールの森、東京、2019年)、日仏建築文化交流展2018(ASJ TOKYO CELL、東京、2018年)、連作「Ophelias」(中之条ビエンナーレ、群馬、2015年)など多くの展覧会に出展。建築作品には十津川村 高森のいえ(2017年)、鵜原ビーチハウス(2017年)、一関 薫風農園リノベーション(2018年)などがある。
Photo by Fumika Morito

メンバー

森藤 文華 もりとう ふみか
建築家/アーティスト/写真家

1987年、東京生まれ。一級建築士。2012年早稲田大学創造理工学研究科建築学専攻修士課程修了。坂茂建築設計勤務後、2014年より2.5 architectsを共同主宰する。「invisible to the eyes」(Cafe 568、東京、2019年)、「掛川茶景」(かけがわ茶エンナーレ、2018年)、芦屋写真展入選(2018年)、日本建築設計学会 Architects of the Year 受賞(2017年)、「茶積庵」(かけがわ茶エンナーレ、2017年)「Ophelia IV」(East West Art Award exhibition at Posk Gallery & La Galleria in London、2017年)、富士フィルムPHOTO AUDITION銅賞(2007年)。

葛 沁芸 かつ しんげい
建築家/アーティスト/建築史家

1988年、中国・蘇州生まれ。一級建築士。2012年早稲田大学創造理工学研究科建築学専攻修士課程修了。藤本壮介建築設計事務所にてbus stop:krumbach、Mirrored Gardens、 Whale museum、Vogue Woman of the Year 2013トロフィーなどを担当。2014年より2.5 architectsを共同主宰する。建築史の研究者として中国/西洋建築についての研究も行っており、18世紀の水力機械に着目した論文などを発表している。早稲田建築設計賞受賞(2012年)、日本建築学会・建築書と建築理論特別研究委員会委員(2017〜18年)。

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