アートプロジェクト

東京影絵クラブ

川村亘平斎+宮本武典

インドネシアで影絵芝居ワヤン・クリットを習得した川村亘平斎と、キュレーターの宮本武典が、東京に暮らす19ヵ国/60名の、海外にルーツを持つ人々に聞き書きをおこない、彼らのオーラルヒストリーを、影絵作品『東京影絵/Tokyo shadow puppet theater』と同名書籍の出版を通してビジュアライズするプロジェクト。
この10年で多国籍化が急速に進んだ東京。〈東京影絵クラブ〉では、東京オリンピック・パラリンピック競技大会への邁進と挫折、その要因となったCOVID-19感染拡大により、歴史的転換点となった2020年の日本社会を、多様な視座からスクリーンに映し出しながら、母国語や根ざす文化が異なる私たちがともに生きる〈あたらしい東京〉への道筋を考えていきます。

企画協力:株式会社クレヴィス、森岡書店 
助成:公益財団法人東急財団
制作連携:小暮哲也、heso、工藤大貴、岩崎祐、デイブ・マクマーン、ローリン・ウッドフォード、ツァイ・フェイン
協力:小池涼子、鈴木雄大、若尾一輝

活動レポート

[動画公開] 東京影絵クラブ(2021年2月)
映像作家・岩崎祐による『東京影絵クラブ』ドキュメンタリー。2020年9月に、3331アーツ千代田でおこなわれた、オーラルヒストリーの公開録音を撮影したもの。2021年7月開催の「東京ビエンナーレ2020/2021」に向けたトレーラー映像。

[出版] 『東京影絵/Tokyo shadow puppet theater』(2020年11月17日)
2019年冬から2020年夏にかけてクラブが採話した外国人60名のオーラルヒストリーを書籍にまとめ、クレヴィスより刊行。森岡書店(銀座)にて出版記念展を開催した。ポートレート撮影は小暮哲也、帯文は赤坂憲雄とコムアイ。

展示会とオンライン影絵配信] 東京影絵を読む・聴く・語る(2020年11月17日〜28日)
森岡書店での出版記念展では、同ビル2階の小劇場で影絵公演も計画されていたが、コロナ禍により中止に。その代替として森岡書店内で会期中の毎晩、オンラインで書籍『東京影絵』にまつわる朗読、公開インタビュー、即興影絵パフォーマンスをライブ配信した。

[東京ビエンナーレnote記事] INTERVIEW: 川村亘平斎+宮本武典

作家について

川村亘平斎+宮本武典

川村亘平斎(影絵師/ミュージシャン):1980年、東京生まれ。インドネシア共和国・バリ島にのべ2年間滞在し、影絵人形芝居「ワヤン・クリット」と伝統打楽器「ガムラン」を学ぶ。アジアを中心に世界各国で影絵と音楽のパフォーマンスを発表。また、日本各地でフィールドワークやワークショップを通じて、土地に残る物語を影絵作品として再生させる活動も高く評価されている。ガムランを使った音楽ユニット「滞空時間」主宰。平成28年度第27回五島記念文化賞美術新人賞受賞(2016年)。

宮本武典(キュレーター):1974年、奈良生まれ。海外子女教育振興財団の派遣プログラムでバンコク赴任、武蔵野美術大学パリ賞受賞により渡仏、原美術館学芸部を経て2005年に東北芸術工科大学へ。2019年3月まで同大学教授・主任学芸員を務め、東北各地でアートプロジェクトや東日本大震災の復興支援事業を展開。2014年に「山形ビエンナーレ」を創設し、プログラムディレクションを3期にわたって手がける(~2018)。国内外を巡回した主な展覧会として「石川直樹:the stranger」、「向井山朋子:夜想曲」、「曺徳鉉:Flashback」、「隈研吾:石と木の超建築」など。2019年4月から2020年12月まで、角川文化振興財団クリエイティブディレクターとして角川武蔵野ミュージアムの立ち上げに参画。2021年1月より東京ビエンナーレのコミュニケーション・ディレクター。

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