江戸-東京をトランスする
エリア 谷根千・日暮里
展示会場 ストーリーテラー
東京北東エリアは、江戸から続く下町の暮らしが、この都市の多層性を垂直に混ぜ合わせ、街のあちこちで江戸町人の粋が、ふいに顔をのぞかせてきて楽しい。それゆえに日暮里から浅草を抜け、隅田川にいたるこのルートは、混沌であり、猥雑であり、迷宮的である。この街のエネルギーに拮抗し得る鋭敏なアーティストの作品にも出会えるけれど、むしろ「これから何かを創ろうとしている人」に多くの手がかりを与えてくれるルートかもしれない。そしてゴールの吾妻橋であなたは、天を突くスカイツリーのとなりに伝説のアーティストを幻視するだろう。
日暮里駅
さまざまなカルチャーと歴史の共存する街、日暮里から芸術巡りのスタートです。
曹源寺のかっぱ大明神(東京都台東区松が谷3-7-2)
+EXリンク
↑音声・動画ガイド【ストーリーテラー2021/見なれぬ景色へ】↑
東京スカイツリーを眺められる名所としても知られる吾妻橋。日が暮れるまで、隅田川沿いを楽しんでみるのもいかがでしょうか。
吾妻橋
確固たる意志のフォーカスポイント
吾妻橋でスマホのカメラをかざしてみる。そのフレームに入る、日本屈指の観光地・浅草の、欠陥なき景色は、日本の繊細さと謙虚さの象徴である。世界中の人が知る、この「ザ・日本」の風景に、前衛アートが重なる瞬間を目撃しよう。実空間と実時間を拡張してでも、糸井貫二が伝えようとするメッセージに、焦点が合わさるとき。あなたは、何を感じるだろう。
●アートプロジェクト(AR作品)
DOMMUNE | THE 100 JAPANESE COMTEMPORARY ARTISTS(宇川直宏)