D17アートプロジェクト

動く土 動く植物

村山修二郎

エリア
大丸有・日本橋・京橋・銀座
日程
2021年7月10日(土)〜9月5日(日)
時間
11:00〜19:00
会場
日比谷OKUROJI G14
その他

【料金】無料

【追加情報】
プロジェクト公式サイト
https://www.plantproject.net/

【イベント】
オンラインイベントあり
ワークショップ01|土の世界をのぞいてみよう[動く鉢オーナー限定]
2021年6月13日(日) オンライン

●ワークショップ02|動くルーツ私のみどり[動く鉢オーナー限定]
2021年7月4日(日) オンライン

●ワークショップ03|植物のいろいろ[動く鉢オーナー限定]
2021年8月1日(日) オンライン

■別会場あり
会期:2021年7月10日(土)〜9月5日(日)
会場:NOHGA HOTEL AKIHABARA TOKYO
時間:11:00〜18:00
東京都千代田区外神田3-10-11

 植物は、常にどんな状況であれ地から立ち上がって動いて生きている。草は靡き、種は飛び、木は音を奏で、根はじわじわと這い、花は香りを散布する。土は、地殻変動と共に毎日動いて呼吸をしている。そして、私たち人間も遊牧するように移動しながら様々な地の恵みを享受しその生命を燃焼させている。
「動く土 動く植物」は、都市で土と植物が創造的に人とつながるプロジェクトであり、新たな生き方の志向、進化するコミュニケーションのツールの種とするため、4つのプロジェクトを展開している。

 その中で、この動いていると言うことの気付きと視覚化すること、あえて動かす手段により活性化させていく「動く鉢」プロジェクトは全体の軸になるプログラムである。また、「動く鉢」オーナとのオンラインによるレクチャーとワークショップ、Facebookグループによる植物の育成の情報交流は新たなコミュニケーションの手法として有益である。プログラムの最終には、3331アーツ千代田にて、収穫交流会と村山によるインスタレーションにプロジェクトメンバーによるコラボレーションパフォーマンスも行われる。
 植物で絵を描く「緑画(りょくが/村山考案)」手法による作品は、日比谷OKUROJI高架下の空き店舗スペースにて展示を行う。2009年から様々な地域に赴き、花、草、実、根を用いる「緑画」手法により絵を描き、地と対話し発表してきた。また、その地では必ず人と地域の植物とつながりを共に学ぶように、保育園から年配の方まで「緑画」体験を提供している。今回は、高架下の半地下のような薄暗い洞窟のような場所で、「緑画」を身体で見るような新たな体験となれば幸いである。(村山修二郎)

地と脈動いている

 地と人がつながり呼吸して生きている。この東京の都心の高架下一室にて、描いた植物の色彩はその在る環境により異なり自然の四季のように変容していく。まさに生きて動いている絵がそこに在る。秋田在住の村山が自宅近くの海岸周辺の植物で描いたものを東京に移動させ、日比谷周辺の都市の雑草などを採取し描き足す。地がつながり、自然の中にいる、包み込むような風、波、脈打つような生命感を表現する。ゆっくりと呼吸をして「緑画」の見たことのあるような新たな景色に出会ってください。

村山修二郎

素材:秋田海岸近くの植物、東京都市部の植物、紙、木、その他
サイズ:2140×14000×80、2000×1700×80、600×3300、可変
制作年:2021年7月

協力:森のテラス(山田雄太郎造園事務所/東京都仙川、山田茂雄オーナー/秋田県北秋田市)

(2021年6月現在)

1: 《移動式路地園芸術in京島向島吾妻橋浅草》2010、墨田区役所・東向島児童館、野外各所(東京)
2: 緑画ワークショップ、2017、長木小学校(秋田)
3. 《植物の鼓動》2012、旧東京電機大学(東京)

https://www.plantproject.net/
https://www.facebook.com/101706184993529

活動レポート

[ワークショップ] コラボレーションハプニングパフォーマンス(2021年8月27日)
村山修二郎(美術家)のインスタレーションに、音楽を西脇小百合(ピアニスト)、身体表現を池宮中夫(ダンサー)とコラボレーションするパフォーマンスをおこないました。

ライブ配信映像
※ライブ配信ではピアニカの音声が入っていないため、別カメラからの映像もご覧ください

[レクチャー] 土から森へ-タンザニアの山間地でのバニラ栽培の事例から-(2021年8月27日)

[ワークショップ] 植物で絵を描く「緑画」(2020年12月5日)
村山修二郎の進行で、身近に生えている植物(草葉、花、実、根など)を採取し、それを用いて絵を描きました。

[ワークショップ] つかう藁・かざる藁(2020年11月22日)
講師栗田朋恵の出身である長野県北安曇郡小谷村の藁を使って、身近な道具や飾りものを作り、披露しあいました。

[レクチャー] ひとにぎりの土は世界とつながっている(2020年11月7日)
動く鉢で植物を育て始めるにあたって、「動く鉢」オーナー同士の自己紹介をしたり、講師田中樹の土についてや植え方のポイントなどのレクチャーを受けたりしました。

[東京ビエンナーレnote記事] INTERVIEW: 村山修二郎

作家について

村山修二郎 (美術家)

東京生まれ。東京藝術大学大学院 美術研究科 博士後期課程美術専攻壁画修了 博士(美術)。植物に内在する初源的な力を抽出した作品制作、社会地域活動、ワークショップなどを様々な地域で行っている。主に、地域の植生をリサーチし読み解き、アートに見立て巡る「植巡り(しょくめぐり)」のプロジェクトや、植物(花・葉・実)を手で直接紙や壁に擦り付けて描く「緑画(りょくが/村山が考えた造語)」手法を考案し、唯一無二の絵画で表現している。
https://www.shujiro-m.net/

会場

所在地

東京都千代田区内幸町1-7-1

アクセス

・JR山手線・京浜東北線「有楽町」駅より徒歩6分
・JR山手線・京浜東北線「新橋」駅より徒歩6分
・東京メトロ日比谷線・銀座線「銀座」駅より徒歩6分
・東京メトロ日比谷線「日比谷」駅より徒歩6分
・都営三田線「内幸町」駅より徒歩5分

その他

www.jrtk.jp/hibiya-okuroji