K19アートプロジェクト

そこで生えている。2013-2021

佐藤直樹

エリア
神田・湯島・上野・蔵前
日程
2021年7月30日(金)〜8月28日(土)
時間
11:00〜18:00
会場
正則学園高校 6階教室
その他

【料金】パスポートまたは個別観賞券

 

 

 

グラフィックデザイナーとして雑誌や書籍、アートイベント等幅広く活躍する佐藤直樹は、2003年〜10年まで「セントラルイースト東京」のプロデュース、2010年「アーツ千代田3331」の立ち上げなどにも携わっています。その後「 TRANS ARTS TOKYO 2013 」を機に絵画制作へと重心を移し、画集の刊行、太田市美術館・図書館での個展等精力的な活動をしてきました。
2013年の「 TRANS ARTS TOKYO 2013 」(東京電機大学跡地)から始まり、現在も終わることなく続いている木炭画「そこで生えている。」シリーズ。この植物を中心としたモノクロームの絵画は、現在250メートルにも及びます。東日本大震災後に突き動かされるように絵画制作へと向かった佐藤の絵は、まるで雑草のように増殖し続けています。
東京ビエンナーレでは、千代田区の正則学園高等学校の校舎に、現在も描き続ける「そこで生えている。」と「勢揃坂」シリーズを合わせた280枚を連結させ、佐藤にとって過去最長となる270メートルの絵画回廊を出現させます。

(2021年6月現在)

1: 《秘境の東京、そこで生えている》 2017、アーツ千代田 3331(東京)
2: 《佐藤直樹展:紙面・壁画・循環》 2019、太田市美術館・図書館(群馬)
3: はじめの《そこで生えている。》2013、勢揃坂 2014-2019

活動レポート

[トーク] 佐藤直樹×O JUN「完成形はあるのか/絵と交換について」(2021年8月20日)
画家であり、同じく東京ビエンナーレ2020/2021参加アーティストであるO JUNと、今回の参加に際しての互いの制作活動や、絵画について言葉を交わします。

[トーク] 佐藤直樹×小金沢智「2013年から2021年までの変化」(2021年8月9日)
過去2回のトークを重ねてきた小金沢智と、これまでの作品を振り返りつつ今回の正則学園高等学校での発表について検証します。

[公開制作&トーク] 佐藤直樹×小金沢智「東京ビエンナーレへの道」(2020年12月11日)
キュレーター小金沢智が佐藤へ様々な問いを投げかけながら、佐藤の東京ビエンナーレでの実現を妄想しました。

[公開制作&トーク] そこで生えている。(2020年11月13日)
佐藤本人がリアルタイムで制作をしている傍ら、2019年に太田市美術館・図書館で行われた《本と美術の展覧会vol.3「佐藤直樹展:紙面・壁画・循環」》でキュレーターをつとめた、小金沢智が絵画制作への背景やこれまでの活動などを聞き出しました。

作家について

佐藤直樹 (東京ビエンナーレ2020/2021 クリエイティブディレクター、アートディレクター、デザイナー、画家)

1961年、東京生まれ。北海道教育大学卒業後、信州大学で教育社会学・言語社会学を学ぶ。美学校菊畑茂久馬絵画教場修了。1998年、アジール・デザイン(現アジール)設立。 2003~10年、「セントラルイースト東京」プロデュース。2010年、「アーツ千代田 3331」立ち上げに参画。「トランスアーツ東京」を機に絵画制作へと重心を移す。サンフランシスコ近代美術館パーマネントコレクションほか国内外で受賞多数。 画集に『秘境の東京、そこで生えている』(東京キララ社, 2017)、著書に『無くならない―アートとデザインの間』(晶文社, 2017年)、展覧会図録に『佐藤直樹 紙面・壁画・循環──同じ場所から生まれる本と美術の話』(太田市美術館・図書館/美術出版社, 2019年)など。美学校講師。多摩美術大学教授。
https://satonaoki.jp/

会場

所在地

東京都千代田区神田錦町3-1

アクセス

・東京メトロ半蔵門線・都営三田線・新宿線「神保町」駅より徒歩6分
・東京メトロ東西線「竹橋」駅より徒歩6分
・都営新宿線「小川町」駅より徒歩7分

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