上野の森から考える
展示会場 休憩所 ストーリーテラー
これからの東京のあるべき姿について、文化資源の専門家たちの多くが「上野」から論じはじめるのは何故なのか。徳川がひらいた江戸の鬼門(東北)として寛永寺がおかれ、その記憶が明治維新による近代の展示場化によって覆われても、上野の森には今なお人々を惹きつけるほの暗い聖地性がある。上野の高台に繁る巨木たちを目指して、いくつものアートと街のストーリーをつないで歩こう。そして上野の樹々が抱え守ってきた歴史の影から、現代東京を眺めてみよう。上野からの旅、上野への旅はどちらも、現代文明への批評精神をはらんでいく。
末広町駅
感性磨かれるアートに出会い、街の新たな魅力を見つけてみましょう。
長谷川ビル(東京都千代田区外神田6-12-5)
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↑音声・動画ガイド【ストーリーテラー2021/見なれぬ景色へ】↑
地域が変わりゆくさまを、見守ってきた。
大通りから路地に一歩踏みこみ、練成通りへと歩みを進める。湯島や秋葉原の雑多な喧騒とは切り離されたこの場所は、神田の人々の活気はむしろ強くなる一方である。そこにたたずむ築35年の長谷川ビル。かつての錬成中学校がアートセンターと姿を変えて10年、アートにより街の景色をが変わっていく様を、五軒町(外神田6丁目)の人々と一緒に静かに見守ってきた。そして今、インフォメーションセンターや地域住民を対象とした作品づくりの会場として、変わりゆく景色へと参加した。
●ストーリーテラー2021/見なれぬ景色へ「千代田の防災〜つながりが街を守る/長谷川ビル」小川英人(ちよだボランティアセンター)
●総合インフォメーションセンター
●ソーシャルプロジェクト
日程:7月10日(土)〜9月5日(日)
《災害対応力向上プロジェクト》オンデザイン
アーツ千代田 3331(東京都千代田区外神田6-11-14)
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↑音声・動画ガイド【ストーリーテラー2021/見なれぬ景色へ】↑
私の知らない東京をアートで発掘する旅、ここから始まる。
いうまでもなく日本各地では、現在進行形で少子化が深刻化し、廃校となる学校が後を絶たない。廃校になってしまったかつての錬成中学校は、江戸っ子たちが集い、賑わいの絶えない場所であった。一時は人の気配が消えてしまったが、この場所に宿り続けていた「人をつなぐ」魂は引き継がれ、人とアートをつなぐ文化拠点へと姿を変えて生き返った。アーツ千代田 3331は、かつては崇高な一部の人の存在であった芸術を民主化し、アートによって人と人とがつながる可能性を現在も証明し続け、廃校が成し遂げた変貌は、その行為そのものの体現化なのではないか。
●アートプロジェクト
【1階3331ギャラリー】
日程:7月10日(土)〜9月5日(日)
《家族との晩ご飯へ贈られる絵画 東京編》アリーナ・ブリゥミス+ジェフ・ブリゥミス
【1階101】
日程:7月26日(月)〜9月5日(日)
《トナリ》西原 珉
【1階東口廊下】
日程:7月10日(土)〜9月5日(日)
《「抱っこ紐に次男、ベビーカーに長男」では 無理ゲーなダンジョンの攻略方法》藤原佳恵
【2階206】
日程:7月10日(土)〜9月5日(日)
《スイート・デモクラシー》鈴木真梧
【2階体育館】
日程:8月17日(火)〜9月5日(日)
《kaekko Expo.》藤 浩志
【屋上】
日程:8月20日(金)〜9月5日(日)
《モダンファート 第2号 特集 社会的距離の思い出》
伊藤ガビン
【AR作品】
日程:7月10日(月)〜9月5日(日)
《SAVE EDO》並河進
ワンス・アポン・ア・タイム(東京都台東区上野1-3-3)
時代が交差する空間で描く、自分だけの戯曲
明治初期からひっそりと佇む、レンガ造りの蔵。神田のまちの人々に愛されている、ここちよいバーと姿を変えた現在では、ここを訪れるひとりひとりが、時空を超えて、それぞれの「ワンス・アポン・ア・タイム」の戯曲とアートの重なりに、想いをはせているのではないだろうか。
●アートプロジェクト
日程:7月10日(土)〜9月5日(日)
《オセロ》陳 飛豪(チェン・フェイハオ)
燕湯(東京都台東区上野3-14-5)
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下町の名銭湯で、お湯と芸術を浴びる
江戸の三大やっちゃば(青物市場)があった名残で、現在も早朝から湯を沸かし人々を迎えている燕湯。銭湯文化を守るため日々奔走する建築家・栗生はるかが、この東京を代表する名湯を解説。銭湯は建築・造形・絵画・体験型の総合芸術? 解説を聞いた後は、ぜひ暖簾をくぐってひと浴びを!
●ストーリーテラー2021/見なれぬ景色へ
「江戸東京の建物がたり1 − 上野の燕湯」栗生はるか(一般社団法人せんとうとまち代表)
上野恩賜公園 休憩所(東京都台東区上野公園5-20)
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↑AR作品《SAVE EDO》出現ポイント
台東区避難場所:上野公園↑
夏の風物詩、蓮の池
上野恩賜公園不忍池の蓮は、東京の夏の風物詩として、多くの人々に愛され親しまれています。 次の会場まで、少し歩きます。景色を楽しみながら一休みしていきませんか?
●アートプロジェクト(AR作品)
日程:7月10日(土)〜9月5日(日)
《SAVE EDO》並河進
彰義隊の墓(東京都台東区上野公園1)
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↑音声・動画ガイド【ストーリーテラー2021/見なれぬ景色へ】↑
上野ペデストリアンデッキ(東京都台東区上野7丁目1)
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↑音声・動画ガイド【ストーリーテラー2021/見なれぬ景色へ】↑