東京ビエンナーレジャーナル『見なれぬ景色へ』配信中

私たちがどのような思いでこの国際芸術祭を準備し、運営しようとしているのか、実際に関わっているディレクター陣や事務局メンバーがリポーターとなり、隔週でジャーナルをお届けします。
内容は、アーティスト、ボランティアとのアートプロジェクト、会場、運営、広報、資金調達についてのことなど。どれもが国際芸術祭の制作に欠かすことのできない仕事です。テーマとして掲げる「見なれぬ景色へ」を、ウィズコロナの東京に出現させるべく、日々奮闘するスタッフからのリポートをぜひご一読下さい。続けて読むことで、東京ビエンナーレをより楽しく、深く知っていただけると思います。

東京ビエンナーレ2020/2021事務局

《今までの配信はこちらのリンクよりご覧になれます》

VOL.01/2021年3月16日配信
佐藤直樹(東京ビエンナーレ2020/2021 クリエイティブディレクター、アートディレクター、デザイナー、画家)
タイトル:〈場所〉そのものから発せられるメッセージ

VOL.02/2021年4月2日配信
宍戸遊美(東京ビエンナーレ2020/2021 アドミニストレーター)
タイトル:あなただから

VOL.03/2021年5月7日配信
楠見清(東京ビエンナーレ2020/2021ソーシャルダイブ公募プロジェクトディレクター)
タイトル:都市にダイブすると目の前に〈見なれぬ景色〉がひろがる

VOL.04/2021年5月15日配信
宮本武典(東京ビエンナーレ2020/2021 プログラムディレクター、東京ビエンナーレ2020/2021「 東京影絵クラブ」メンバー)
タイトル:「みちのおく」から「見なれぬ景色」へ

VOL.05/2021年5月21日配信
並河進(東京ビエンナーレ2020/2021 エクスペリエンスクリエイティブディレクター)
タイトル:東京ビエンナーレの体験デザイン

VOL.06/2021年6月9日配信
福住廉(東京ビエンナーレ2020/2021ソーシャルプロジェクトディレクター)
タイトル:待つ人

VOL.07/2021年6月18日配信
高橋ユカ(東京ビエンナーレ2020/2021 「ソーシャルダイブ」アーティスト・イン・レジデンスプロジェクト/海外アーティストコーディネーター)
タイトル:臨時かつ不足だらけでも、作家たちの五感となること

VOL.08/2021年7月8日配信
小池一子(東京ビエンナーレ2020/2021総合ディレクター)
タイトル:見なれぬ景色へ

VOL.09/2021年10月23日配信
中西忍(東京ビエンナーレ2020/2021プロジェクト・プロデューサー)
タイトル:東京ビエンナーレは「見なれぬ景色」を描けたか

VOL.10/2021年11月30日配信
川上智子(東京ビエンナーレ2020/2021プロジェクトコーディネーター)
タイトル:東京の〈まち〉はどこか?

VOL.11/2022年2月1日配信
上條桂子(東京ビエンナーレ2020/2021エディトリアルディレクター)
タイトル:東京ビエンナーレ2020/2021 記録集発刊によせて

《東京ビエンナーレジャーナル配信希望の方へ》

東京ビエンナーレジャーナルは、下記アドレスまでお申し込みください。
お申し込み頂いたメールに、最新リポートと共にイベント情報やチケットプレゼントなどお得な情報をお届けします。
申し込み先/letter[at]tokyobiennale.jp ※[at]を@にしてお送りください。
件名を「東京ビエンナーレジャーナル配信申込」として、ご氏名、ご所属、お住まい地域、を記載の上、お申し込みください。
 ※お申し込みのご連絡を頂いたメールへ配信いたします。
 ※登録完了は配信をもってお知らせとさせて頂きます。

リレーションズ:批評とメディアの実践のプロジェクト2 Days オンラインイベント

Hotel Asia 2021 The Happiest Place on Earh/地上で最も幸福な場所 GALLERY SOAP
日時12月20日(月)20:00-21:00
12月21日(火)20:00-21:00
会場オンライン(ZOOM Webinarによる配信)
料金無料、要お申し込み
※配信時間までにお申し込みください。視聴するためのURLをお送りします。
申し込みはこちら
備考言語は日本語、英語、中国語。部分的に逐次通訳が入ります

シンポジウム:アートにおける多言語状況と翻訳(不)可能性
Symposium: Multi-lingual Conditions and the (Im)possibility of Translation in Art

Hotel Asia Project 再考
Revisiting Hotel Asia Project

アートにおける多言語状況とはどういうものなのでしょうか。多言語間の翻訳は何を生み出し、何を失わせるのでしょうか。コロナ禍において私たちはナショナルな言語を超えたコミュニケーションをどのように組み立てることができるのでしょうか。

東京ビエンナーレの中のプロジェクト「RELATIONS(リレーションズ):批評とメディアの実践のプロジェクト」は、多文化・多言語など多種多様な人々から織りなすこれからの批評とメディアのあり方を実践的に考えてきました。

ディレクターの毛利嘉孝がその際に参照していたプロジェクトに彼自身も関わっていたHotel Asia Projectがあります。小倉のGALLERY SOAPのディレクターであり、自らアーティストとしてSECOND PLANETというアートユニットで活動してきた宮川敬一やアーティスト佐々木玄が立ち上げた、Hotel Asia Projectは、2011年から小倉、東京、沖縄、重慶、バンコク、ジョグジャカルタ、台湾、シンガポールなどアジアの都市を結んでアートにおける多言語状況の(不)可能性を模索してきました。今回のシンポジウムは宮川敬一と佐々木玄を迎えて、あらためてHotel Asia Project を振り返りながらこれからの展望を語り合います。

あわせて、中国重慶のOrganhaus Art Spaceのキュレーター、倪昆(Ni Kun)、現在国際的に注目を集めるバンコクのアーティスト、ミティ・ルアンクリタヤー(Miti Ruangkritya)、そして、東京をベースに活躍する新進気鋭のアーティスト、リリー・ナイト(Lily Night)、フィリピンから東京への移住の経験による独自の視点からデジタルメディアの資本主義や労働、そしてアートの問題を考えるジョン・パイレズ (Jong Pairez)など何らかの形でHotel Asia Projectと関わりのあった登壇者とともに、トランスナショナルなアートの現在、困難と可能性について語ります。

DAY 1:
モデレーター:毛利嘉孝(社会学者、東京藝術大学教授)
出演者:宮川敬一(アーティスト、SECOND PLANET、GALLERY SOAPディレクター),
    佐々木玄(アーティスト)
    倪 昆(Ni Kun)(キュレーター、重慶Organhaus Art Spaceディレクター)
    リリー・ナイト(Lily Night) (アーティスト)
通 訳:李静文(日中)

DAY 2:
モデレーター:毛利嘉孝(社会学者、東京藝術大学教授)
出演者:宮川敬一(アーティスト、Second Planet、Gallery Soapディレクター),
    佐々木玄(アーティスト)
    ミティ・ルアンクリタヤー(Miti Ruangkritya)バンコク、アーティスト、写真家)
    ジョン・パイレズ (Jong Pairez)(アーティスト)
通 訳:花岡美緒(日英)


*言語は日本語、英語、中国語。部分的に逐次通訳が入ります

ウェブメディア「RELATIONS」:https://relations-tokyo.com/

【プログラムディレクター】

Yoshitaka Mōri│毛利 嘉孝 (東京藝術大学大学院・国際芸術創造研究科 教授)

社会学。専門はメディア/文化研究。特に現代美術や音楽、メディアなど現代文化と都市空間の編成や社会運動をテーマに批評活動を行う。主著に『バンクシー:アート・テロリスト』(光文社新書)『ストリートの思想』(日本放送出版協会)、『文化=政治』(月曜社)、『増補 ポピュラー音楽と資本主義』(せりか書房)、編著に『アフターミュージッキング』(東京藝術大学出版会)ほか。HP : mouri.geidai.ac.jp

【竹内昌義+中田理恵】TINY HOUSE FESTIVAL2021

日時10月29日(金)11:00〜20:00
10月30日(土)11:00〜20:00 ※オンライントークあり
10月31日(日)11:00〜17:00
会場TOKYO TORCH Park(千代田区大手町2-6-4)
料金無料、お申し込み不要
※オンライントーク参加のみ2,000円
トークイベント申し込みはこちら
問い合わせTINY HOUSE PROJECT実行委員会
E-mail: tinyhousefestival@gmail.com
備考同会場にて、TOKYO TORCH Marketも開催中(29日、31日のみ)

小さな家たちによるこれからの暮らしづくり【TINY HOUSE FESTIVAL2021】

TINY HOUSE(タイニーハウス)とは、「Tiny(小さな) house(家)」の意。「小さな家たちによるこれからの暮らしづくり」をテーマに、多様化する個々の「欲しい暮らし」の提案をはじめ、様々な社会課題の解決や持続可能な社会の実現に向けた暮らし方、あり方を多様な角度で提示します。

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コロナ禍でのライフスタイルの変化により、暮らしの多様化が加速しています。 人と人の繋がりをつくる場所も変化してきました。
「移動する家」という住まいのあたらしい選択肢から、社会問題や持続可能な暮らしの実現を身近に感じ、「小さく」は じめられるアイディアの種になるようなテーマをもった『タイニーハウス展示会』です。 タイニーハウスに興味がある方、新しい暮らしかたに興味がある方はもちろん、オフィスワークの合間に、子育て世代の ファミリーに、学生さんに、すべての方に楽しんでいただける展示会です。
ぜひこの機会にタイニーハウスでの新しい暮らしを覗いてみませんか。

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3年目となる2021年は、新しくオープンし注目を集める常盤橋タワーの公開空地、TOKYO TORCH Parkを会場に、10台のタイニーハウスが集結します。どなたでも参加できるワークショップも開催。さらに、30日(土)には、毎回大好評のオンライントークイベントも行います。ぜひご参加ください。

過去のイベントの様子(2019年)

【TINY HOUSE 展示会 出展者一覧】

セルフビルドしたトレーラーハウスや軽トラハウス、モバイルハウスなど、個性豊かなタイニーハウスが集まります。展示されているタイニーハウスの中に実際に入ることも可能。(手指消毒、検温、マスク着用にご協力頂きます。)

■エネルギー とタイニーハウス
一般社団法人 えねこや
えねこやは、オフグリッドの「エネルギーの小屋」のこと。電力自立の移動式えねこや(木製トレーラーハウス)を出動させて子供向けワークショップ「地球を救う作戦会議」開催します!http://enekoya.com/

DIT とタイニーハウス
断熱タイニーハウスプロジェクト
「これからの住まいを変える一歩を」。このテーマを掲げた私たちが注目したのは「住まいの断熱」。豊かで軽やかな暮らしを手に入れるための手段を、愉快に発信するため、ちいさな体感を運びます。ワークショップでDIT(do it together)でつくられたタイニーハウスです。https://www.facebook.com/dannetsu.tiny/

■ライフスタイル とタイニーハウス
楽工隊/株式会社HandiHouse project(ハンディハウスプロジェクト)
トヨタのクイックデリバリーの荷室を改装した移動式住居。 簡易的なショールームや打ち合わせスペースとしても利用可能な作りとしました。 普段は住居としてデスクワークをしたり寝床として使用していて、最近作った屋上のウッドデッキがお気に入りの場所です!https://handihouse.jp/

旅 とタイニーハウス
Tree Heads & Co.株式会社ツリーヘッズ
ツリーヘッズは、ツリーハウスやタイニーハウスを中心に、コミュニティのシンボル、公共的なオブジェ、プライベート空間まで、世界にひとつしかない、その人その場所ならではの作品を通じて個性豊かな暮らしの応援をしています。https://treeheads.com/

■まち とタイニーハウス
FLATmini
FLAT miniとは、2020年春完成したFLAT HACHINOHEを拠点に、地域の「遊び場」「学び場」を発見・発掘するためにはじまった、まちの部活動をつくるプロジェクト。八戸市内外を移動しながら、まちの人や来訪者と有機的に繋がり、「動く部室」として機能しいます!https://www.instagram.com/flatmini/

■サウナ とタイニーハウス
旅するサウナ まんぷく号 / 逗子サウナクラブ(まんぷくデザイン)
近所の友人の力を借りて作った小屋を軽トラックの荷台に載せた移動式サウナ。自分と向き合え、他者(人や自然)との一体感を生むサウナをいつでもどこでも楽しみたい、楽しんでもらいたいという思いから始まったプロジェクト。お気に入りの場所でサウナに入って、身も心もまんぷくに!

■道草Hütte
手持ちスタイルで気軽にお召し上がりいただけるガレット他、オリジナルの焼き菓子やドリンクなど人にも自然にもやさ しい食を、軽トラの荷台に乗っかるキッチンから発信しています! 29日(金)に展示・フード販売予定です。

■自然素材 とタイニーハウス
「Voice of Earth」デザイン小委員会+日本ストローベイルハウス研究会
人間の活動によって地球環境は深刻なダメージを受けています。委員会では「地球の声」を代弁するデザインとは何か?という問いを掲げて建築デザインを考えています。建設による廃棄物をできるだけなくすため、土に還る素材であり、断熱材にもなる藁を用いたタイニーハウスをつくります。https://www.facebook.com/earth.voice.design/

■喫煙所 とタイニーハウス
スエナイ喫煙所
タバコを吸わない私たちだってタバコミュニティに参加したい!そんな思いでスエナイ喫煙所は誕生しました。喫煙所自体が隅に追いやられ、フラットでインフォーマルな場がどんどん失われてきているからこそ、喫煙所をアップデートし、新しいタバコミュニテイを開拓します!https://www.facebook.com/profile.php?id=100071652641220

■ 竹 とタイニーハウス
慶應義塾大学 ホルヘ・アルマザン研究室 / 滋賀県立大学 陶器研究室 / 芝浦工業大学 岡崎瑠美研究室
社会問題となっている放置竹林の竹を有効活用すると共に、竹のしなりを活かした新しい空間を創出します。仮設的に立ち上がるこのまちサロンは、空き地を移動し、地域活動の拠点になります。

【トークイベント】

会期:10月30日(土)
会場:オンライン
料金:2,000円
お申し込みはこちら

①まちづくりとタイニーハウス 12:00~12:50
 登壇者:エネルギーまちづくり社/みかんぐみ/パッシブハウスジャパン理事 竹内 昌義
 モデレーター:株式会社ブルースタジオ執行役員/石井 健

②タイニーハウスのつくり方 13:00~13:50
 登壇者:HandiHouse project/中田 理恵+大石義高
 モデレーター:内山 章/スタジオA代表取締役

③タイニーハウスとコミュニティ 14:00~14:50
 登壇者:Tree Heads & Co./竹内 友一 
 モデレーター:リクルート住まいカンパニー《SUUMO》編集⻑/池本 洋一

④エネルギーとタイニーハウス 15:00~15:50
 登壇者:Voice of Earthデザイン小委員会/東京都立大学建築学科 准教授/能作 文徳 
 モデレーター:YKK AP株式会社 石川 創

【TINY HOUSE FESTIVALとは?】

「人との繋がりを感じられるような街で働きたい」 「ただ住むだけじゃなく、愛着を持てるような街で暮らしたい」 「都内で会社員をしながら、兼業で週末は自分のお店を開いてみたい」 働き方、暮らし方、生き方の多様化の中で、 自分の望む豊かな人生を模索しながら生きる人が多くいる。

この「TINY HOUSE FESTIVAL 2021」は、 TINY HOUSE(=小さな家)が これらの多様化する個々の 「欲しい暮らし」を手に入れる一つの手段になること、「人の繋がり」をつくる場所になること、私たちを覆っている様々な「社会問題の解決」 「持続可能な社会の実現」の一歩にもつながること、さらにこれらは“身近に”“小さく”始められることを、 社会に広く届けることを目的とした 「TINY HOUSE 展示会」です。 (竹内昌義+中田理恵)

10/29〜31開催決定|延期イベント実施のお知らせ

東京ビエンナーレ2020/2021が3日間のイベントを実施します。新型コロナウィルス感染症の拡大に伴い、延期となっていた3つのイベントが、いよいよ10月29日(金)〜31日(日)に大手町・丸の内・有楽町エリアにて開催されます。アートの取り組みがますます加速していている本エリア。どのプロジェクトもその場所ならではの参加型のイベントとなっており、アーティストとの出会いもお楽しみいただけることでしょう。ぜひお運びくださいませ。

■スケジュール
<10/29(金)>
・11:00~20:00 TINY HOUSE FESTIVAL 2021
<10/30(土)>
・11:00~20:00 TINY HOUSE FESTIVAL 2021
(12:00~16:00 オンライントーク)
・11:00~17:00 栗原良彰「Pure Life」※パフォーマンスは16:30〜
<10/31(日)>
・11:00~17:00 TINY HOUSE FESTIVAL 2021
15:30~16:45 Kentaro!!a.k.a. Dayonashiik「語り継がれない伝説」
※雨天のため、Kentaro!!a.k.a. Dayonashiik「語り継がれない伝説」は、16:00〜16:45となりました(10/31追記)

今年はTOKYO TORCH Parkに集結!
「TINY HOUSE FESTIVAL 2021」

TINY HOUSE(タイニーハウス)とは、「Tiny(小さな) house(家)」の意。「小さな家たちによるこれからの暮らしづくり」をテーマに、多様化する個々の「欲しい暮らし」の提案をはじめ、様々な社会課題の解決や持続可能な社会の実現に向けた暮らし方、あり方を多様な角度で提示します。2019年、2020年の南池袋公園での発表に続き、2021年はTOKYO TORCH PARKに10台のタイニーハウスが集結します。現地でタイニーハウスの制作も予定しており、実際に小屋が立ち上がる様子もご覧いただけます。どなたでも参加できるワークショップも開催。30日(土)には、毎回大好評のオンライントークイベントも行います。ぜひ、ご参加ください。

会期:2021年10月29日(金)〜31日(日)※オンライントークは30日(土)開催
時間:11:00〜20:00(31日は17:00まで)
会場:TOKYO TORCH Park(千代田区大手町2-6-4)

詳細はこちら

おもいおもいの卵から生まれる
ワークショップ|PURE LIFE

巨大な涼しい彫刻「大きい小さい人」が記憶に新しい栗原良彰による、誰でも参加可能なワークショップ「Pure Life」を開催します。
参加者は、アーティストが制作した「等身大の卵」に絵付けをし、卵の殻を破り、でてくるパフォーマンスを一緒に作っていきます。「卵の殻の外の世界はどうなっているのか?」殻の外の世界に出ていく開放感を感じながら、新たな視点で世界を体験しましょう。

会期:2021年10月30日(土)
時間:11:00〜17:00 ※パフォーマンスは16:30〜
会場:SAAI Wonder Working Community(千代田区有楽町1-12-1 新有楽町ビル10階)/新東京ビル1階(千代田区丸の内3-3-1)

詳細はこちら

日常の先にある幾つかの物語
ライブパフォーマンス|語り継がれない伝説

既存のスタイル化されたものから離れた視点で独自の表現を開拓するダンサー・KENTARO‼︎ a.k.a. Dayonashiikが有楽町ビルの屋上にてライブパフォーマンスを展開します。普段は立ち入ることができない本会場は、JR日比谷駅や丸の内仲通りを一望することができます。東京の街のもつダイナミズムとそこにある日常の風景を感じながら、都市に隠された非日常の空間を繋ぐパフォーマンスをお楽しみください。

会期:2021年10月31日(日)
時間:15:30〜16:45(開場 15:15〜)
※雨天のため、16:00〜16:45(開場 15:45)となりました(10/31追記)
集合:SAAI Wonder Working Community(千代田区有楽町1-12-1 新有楽町ビル10階)

詳細はこちら

【KENTARO!! a.k.a. Dayonashiik】ライブパフォーマンス|語り継がれない伝説

日時2021年10月31日(日)15:30〜16:45(開場 15:15)
→雨天のため、16:00〜16:45(開場15:45)となります。ご来場の際にはご注意ください。(10/31追記)
※オンライン配信は16:00〜16:45
集合SAAI Wonder Working Community(千代田区有楽町1-12-1 新有楽町ビル10階)
定員30名
料金オフライン1,500円、オンライン500円
お申し込みお申し込みはこちら
協力三菱地所株式会社、丸の内熱供給株式会社、三菱地所プロパティマネジメント株式会社
お問い合わせ一般社団法人東京ビエンナーレ
TEL:03-5816-3220 info(at)tokyobiennale.jp

※当初、<第二部>は《有楽町ビル屋上》でのパフォーマンスを予定しておりましたが、雨天予報のため屋内の《SAAI Wonder Working Community》にて実施いたします。屋上でのパフォーマンスを楽しみにされていた方におかれましては申し訳ございませんが、ご了承ください。

既存のスタイル化されたものから離れた視点で、独自の表現を開拓するダンサー・KENTARO‼︎ a.k.a. Dayonashiik。本イベントでは、JR有楽町駅や大手町仲通りを一望できるビルの屋上を舞台に、ライブパフォーマンスを展開します。東京の街のもつダイナミズムとそこにある日常の風景を感じながら、普段は立ち入ることができない、都市に隠された非日常の空間でのパフォーマンスをお楽しみください。

■プログラム

本イベントは、前半の映像作品と後半のライブパフォーマンスの2部構成です。

<第一部> 
映像作品|東京地下より便りが届く
東京の地下を舞台に作られた特別な
日常から派生した普通の悲哀。君と君だけ。

振付・出演:高橋萌登
映像制作:河内彰(3331 Arts Chiyoda) 
コンセプト・音楽:KENTARO!! a.k.a. Dayonashiik

映像作品|Strange Sociality
オフィスの中で、奇妙に真っ当に息をする。
自宅と職場を行き来する繊細なフットワーク。
君と君とあなたの膝裏、そこかしこに。

振付・音楽:KENTARO!! a.k.a. Dayonashiik
映像編集:高橋萌登 
撮影:河内彰(3331 Arts Chiyoda)
出演:栗田紗采 / 女屋理音 / 中谷友紀 / 古村唯

<第2部>
ライブパフォーマンス|語り継がれない伝説
幾つかの場所で幾つかのダンスをフォーカスしながら、
日常の先にある原風景を心象と共に表現する幾つかの物語。

出演:KENTARO!! a.k.a. Dayonashiik


*オンライン配信も予定しています。詳しくは予約サイトをご覧ください

【作家プロフィール】

KENTARO!! a.k.a. Dayonashiik
(ダンサー/振付家)
HIPHOPを中心としたストリートダンステクニックをベースとしながらも、既存のスタイル化されたものに捉われない独自の表現を探求。
17歳よりプロダンサーとして活動。音楽や劇中テキストも自身で手掛けた作風で、楽曲と曖昧にシンクロしながら比喩と現実と虚構を行来きしていく作品を主に創作してきた。
東京ELECTROCK STAIRSとしてはこれまでに18本の長編を発表、ソロとしても国内外問わず多くの作品を残している。

トップ画像 撮影:ただ(ゆかい)

【終了】会期後半展示/イベント一覧

会期後半の展示/イベントを以下一覧表にまとめました。東京ビエンナーレ2020/2021の作品観賞の際にお役立てください。
(カレンダー内★マークはイベントがある日程となります。各プロジェクトページにてご確認くださいませ)
PDF版はこちら

■更新情報(8/23更新)

プロジェクトNO更新内容更新日
D08竹内昌義+中田理恵 「タイニーハウスプロジェクト」TOKYO TORCH Parkはコロナ感染拡大の影響により、会期を10/29-10/31に変更いたしました。08.22
K16伊藤ガビン「モダンファート 第2号 特集 社会的距離の思い出」は、時間を 12:00-15:00 / 16:00-19:00 に変更いたしました。08.23
O03宇川直宏「DOMMUNE | THE 100 JAPANESE COMTEMPORARY ARTISTS season 7 」
追加作品の情報をプロジェクトページにて公開しました
08.23
H01
H04
令和三年度 銭湯山車巡行
8/28のイベントを8/27に変更しました
8.24

【終了】天馬船タイムトライアル!
9/5(日)7時〜Youtubeで実況中継します

疫病退散の願いを込めて!
ミニ天馬船一万艘のタイムトライアルいよいよ本番

天馬舟のタイムトライアル本番まで、残すところ2日となりました。
鳥取県智頭町で制作された1万艘のすべてのミニ天馬船に、参加者の皆様につけていただいたお名前のフラッグが立ちました。

天馬船プロジェクトのタイムトライアルの様子は
9月5日(日)6:50〜
よりライブ配信いたします!

ミニ天馬船が流れる様子を、地上からはもちろん水上からもお送りします。
特設スタジオではゲストを招き、様子を中継するとともに、神田川の魅力や天馬船プロジェクトへ寄せられている応援メッセージなどもご紹介予定です。放送終了後もアーカイブとしてYoutubeから映像はご覧いただけます。早い時間になりますが、ぜひライブで船が流れる様子を一緒にお楽しみいただければ幸いです!

なお、新型コロナウイルス感染症の影響により、現地での鑑賞はお控えいただいております。何卒ご理解とご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

天馬船プロジェクトページはこちら

天馬船プロジェクト特設ウェブサイトはこちら

境の風景を訪ねて(足をのばしてみよう)

展示会場  ストーリーテラー

中心的な都市である東京の、真髄はどこにあるのか。道路、線路、水路。この街の歴史は、あらゆるものに境界線を引き、区別と分断を繰り返し、得体の知れないものには名前を与え、記録として残らないものを忘れ去りながら発展を遂げてきた。パリに「東京広場」が造られたお礼として1999年に整備された「パリ広場」で、水の都・江戸の姿を目の当たりにする「アンビバレンス」。勝海舟が青年時代に修行したと伝えられる弘福寺の唐風建築が光を充てる東京の「影」。戦後の苦楽を共にした人々の絆が残る京島の「力強さ」。明確な中心が存在しない東京の境界線は、私たちひとりひとりの心が移り変わることによって定義されるのかもしれない。このルートは、東京にそれぞれの新しい輪郭線を描き、私だけの「中心」を浮彫にするのだ。

石川島公園パリ広場(東京都中央区佃2-1-5)

作品名/作家名

水都東京の軸線3

建築史・都市史のプロが語る、水の都としての江戸東京。 陣内秀信(建築史家)

詳細を見る

●ストーリーテラー2021/見なれぬ景色へ
「水都東京の軸線3- 石川島公園パリ広場」
陣内秀信(建築史家)

弘福寺(東京都台東区上野3-14-5)

作品名/作家名

江戸東京の疫病神1〈咳の爺婆尊〉

東京に潜む、疫病と震災と妖怪と祈りの物語。 畑中章宏(民俗学者)

詳細を見る

●ストーリーテラー2021/見なれぬ景色へ
「江戸東京の疫病神1〈咳の爺婆尊〉/弘福寺」
畑中章宏(民俗学者)

三軒長屋「旧邸」中庭(東京都墨田区八広2-45-9)

東京大屋台/野営

想像力のアジト

町工場が多く立ち並ぶ京島。「自分たちの街を変えるのは、自分たちの手で。」そんな、粋な思いを抱いている京島の人たちにとって、表現することは昔から暮らしの一部であった。三軒長屋旧邸が、クリエイションのアジトと息を吹き返したのも必然であったに違いない。

●アートプロジェクト
日程:7月10日(土)〜9月5日(日)
《東京大屋台 東京をきく──モノ・コト、そしてオトの再発見》
野営とおしゃれブラザーズ

CPK GALLERY(東京都台東区上野3-14-5)

作品名/作家名

「ロイダッツ チャリティショップ/CPK GALLERY」

山崎亮(コミュニティデザイナー)
日程:8月7日(土)〜22日(日)

詳細を見る

●ストーリーテラー2021/見なれぬ景色へ
「あなたのいらないものが誰かの力になる」
山崎亮(コミュニティデザイナー)

空蓮房(東京都台東区蔵前4-17-14 長応院内)

Praying for Tokyo 東京に祈る─「わたしは生きた」/内藤礼

宗教と芸術の間の聖域

長応院の境内に潜むアートギャラリー「空蓮房」。従来、宗教は美術性を持ち、また美術も宗教性を持つものであった。現代アートと宗教の間には、心地よい緊迫感が潜んでいる。時分と対峙する時間と空間の中で、たった一人でいることの尊さに目を向け、心の中に現れては消える感情を、ただひたすら観察しよう。

詳細を見る

●アートプロジェクト
日程:7月17日(土)〜9月5日(日)
《Praying for Tokyo 東京に祈る─「わたしは生きた」》
内藤礼

水都東京の軸線を渡る

展示会場 ストーリーテラー

川の、線路の、人の流れとともに、東京の風景は移ろっていく。皇居と東京駅をつなぐ行幸通りを出発し、緑地化された公開空地や街路樹の木陰を、ストーリーテラーに誘われるまま歩いて行けば、この国の「道」のはじまり、日本橋のたもとに立っている。今は高速道路に蓋をされ、薄暗く見える橋も川面も、やがて空と陽光を取り戻していくはずだ。アート作品は少ないが、都市の高層化によって見えにくくなっている水都東京の素顔に出会うルートである。皇居の堀と森を眺め、いくつもの橋を渡り、渋沢栄一の銅像と挨拶を交わし、最後に銀座・京橋のベンチに座って行き交う人の流れを眺めれば、どんな都市の未来が思い描けるだろうか。

東京駅

東京駅から、芸術巡りのスタートです。

行幸通り(東京都千代田区丸の内1)

都市と経験のスケール/AR三兄弟

東京と、心の移り変わり。

東京は、極端に異なるスケールがコラージュされた街である。お隣さんの洗濯物の香りが漂うほど、小さな木造住宅が密集する谷中。計算しつくされたブロック割と高層ビルが、人間的な領域を逸脱しはじめる大手町。永遠に続く工場風景が人間の気配をぼやかす豊洲。東京を横断するということは、時間の流れ、そして、人と人との心理的距離が、無意識的に移り変わる、不思議な経験の連続なのだ。

●アートプロジェクト(AR作品)
日程:7月10日(土)〜9月5日(日)
《都市と経験のスケール》
AR三兄弟

大手町ファーストスクエア(東京都千代田区大手町1-1-1)

都市と経験のスケール/AR三兄弟

景観の「正しさ」を問う。

東京屈指の中心業務地区、大手町。完全な建物群が織りなすのは、まるで模範解答のような街並みだ。景観条例は、あらゆる「違和感」を、街が本来描くべき理想像にそぐわない「不正解」として排除する。「違和感」という極めて主観的な感覚への訴えは、果たして本当に「不正解」なのだろうか。街並みの「正しさ」に、絶対的な指標があって良いものなのだろうか。

公式サイト 

●アートプロジェクト
日程:7月10日(土)〜9月5日(日)
《Landmark Art Girl》
Hogalee

大手町パークビルディング(東京都千代田区大手町1-1-1)

都市と経験のスケール/AR三兄弟

距離と残像の非相関性

それぞれの街区の特徴を浮かび上がらせる近景から中景。そして、皇居を中心にかまえた、大手町地区の鉢状のスカイラインを強調する遠景。大手町パークビルディングは、想定されるすべての視点に呼応するように計画された。遠くにあるから見過ごすわけでもなければ、近くにあるから必ず気づくわけでもない。異なる距離をもってものごとと向き合い、記憶に残る景色こそが、あなたにとって、真に価値のある一瞬なのかもしれない。

●アートプロジェクト
日程:7月10日(土)〜9月5日(日)
《都市と経験のスケールII》
AR三兄弟

●アートプロジェクト
日程:7月10日(土)〜9月5日(日)
《絵と目》
O JUN

ホトリア広場(東京都千代田区大手町1-1)

大丸有で逢いましょうⅣ – ホトリア広場

東三菱地所(株)による、大丸有エリアのアート×まちづくり×地場の記憶のお話たち。 見立坂大輔(三菱地所)

大手町仲通り(東京都千代田区大手町1-9)

大丸有で逢いましょう − 大手町仲通り

三菱地所(株)による、大丸有エリアのアート×まちづくり×地場の記憶のお話たち。 金城敦彦(三菱地所エリアマネージメント企画部)

風月堂ビル/B1-7号室(東京都千代田区神田紺屋町46)

キカンキ・キ/大木裕之

正体不明確のものたちの生態系

東京は、雑居ビルで溢れている。法律上の定義が存在しない「雑居ビル」の中には、明確な業態をもたないテナントがパラサイトのごとく棲みつき、有機物のごとく、誰も予測できない姿へと変貌を遂げるのだ。一般論では説明不可能な事象が日常の一部となっている東京では、変化をつづけるワークインプログレスの状態こそが、常識なのかもしれない。

●アートプロジェクト
日程:7月10日(土)〜9月5日(日)
《キカンキ・キ》
大木裕之

十思スクエア(東京都中央区日本橋小伝馬町5−1 本館)

Marginal わたしたちの声が聞こえる/髙畑早苗 & Creative Kids Club人形町

変化するものの真髄

1928年に建てられた中央区立十思小学校は、関東大震災の復興期を代表するアールデコ調の小学校建築である。1990年に廃校となったのち、日本橋特別出張所仮庁舎として一時期は利用され、2000年に福祉施設「十思スクエア」として改修され、今にいたる。決して平坦ではなかったであろう100年の間。時代と足並みをそろえ、地域と共にゆっくりとアイデンティティーを変えてきた、この場所の真髄は、どこにあるのだろうか。

●アートプロジェクト
日程:7月10日(土)〜8月7日(土)
《Marginal わたしたちの声が聞こえる》
髙畑早苗 & Creative Kids Club人形町

日本橋(東京都中央区1)

水都東京の軸線1- 日本橋

建築史・都市史のプロが語る、水の都としての江戸東京。
陣内秀信(建築史家)

GROWND Park(東京都中央区日本橋室町1-5-14)

東京型家(とうきょうかたや)/セカイ+一條真人、村上奈津子、アキナイガーデン

スクラップ・アンド・ビルド・アンド・トレース

1東京型家(とうきょうかたや)/セカイ+一條真人、村上奈津子、アキナイガーデン つくっては壊し、またつくる。それを繰り返しながら、人々の思いが幾重にもコラージュされた街。何の脈略もないように見える風景も、そこに宿る記憶の輪郭を丁寧になぞれば、存在しているものと、消えてしまったもの、それらを区別する意味がなくなり、浮かび上がる物語が、ただただ愛おしく感じられるのではないか。

●アートプロジェクト
日程:7月10日(土)〜7月30日(金)
《東京型家(とうきょうかたやセカイ+一條真人、村上奈津子、アキナイガーデン

常磐橋(東京都千代田区大手町2-7-2)

水都東京の軸線2- 常磐橋

建築史・都市史のプロが語る、水の都としての江戸東京。
陣内秀信(建築史家)

●ストーリーテラー2021/見なれぬ景色へ「水都東京の軸線2- 常磐橋」陣内秀信(建築史家)

常盤橋タワー(東京都千代田区大手町2丁目6−4)

東京型家(とうきょうかたや)/セカイ+一條真人、村上奈津子、アキナイガーデン

プリミティブな風景を、守ってきたもの。

東京で高層ビルの林立が劇的に進んだ1970年代。建築基準法第59条の「総合設計制度」が制定され、マンションやビルの敷地の一部を「公開空地」として、一般の人に開放することが義務化された。ビルを高層化する代わりに差し出された空間である。ここでは、誰もが思い思いに広場を使いたおし、人工的な都市にいることを忘れられるひとときを楽しんでいる。建築基準法第59条は、この原始的ともいえる風景を守っているのかもしれない。

●ストーリーテラー2021/見なれぬ景色へ「小さな小屋で大きな社会を考える」中田理恵(建築屋)

●アートプロジェクト
日程:8月20日(金)〜9月5日(日)
《大きい人小さい人》栗原良彰

●アートプロジェクト
日程:9月3日(金)〜9月5日(日)[※開催延期隣りました]
《タイニーハウスプロジェクト》竹内昌義+中田理恵

東京スクエアガーデン(東京都千代田区神田駿河台4-5-1)

TOKYO BENCH PROJECT 2019-2021/グランドレベル
都市の停留所

銀座と日本橋の中間に位置する京橋。人の流れを促進するには、立ち止まれる場所をつくるのが、それ以上に重要だ。建築と緑が連続した、この都市の中の憩いの場で一息つき、次なる目的地へと歩き出そう。

●ストーリーテラー2021/見なれぬ景色へ
「田中元子のベンチラジオ」
グランドレベル

●アートプロジェクト
日程:7月10日(土)〜9月5日(日)
《TOKYO BENCH PROJECT 2019-2021》
グランドレベル

【終了】藤浩志の美術展「kaekko Expo.」

日程2021年8月17日(火)〜9月5日(日)※月火休場
時間12時〜19時(最終入場18時30分)
会場アーツ千代田 3331 2階 体育館
料金東京ビエンナーレのパスポート(一般:2500円、学生:1900円)または個別鑑賞券(一般:500円、学生:350円)
*こども(中学生以下)無料 ※要時間予約
東京ビエンナーレ パスポートを購入する
お申し込みパスポートまたは個別鑑賞券をお求めの上、以下より来場時間をご予約ください
来場時間予約はこちらから
運営主催:一般社団法人東京ビエンナーレ
共催:藤スタジオ
協賛・協力:日本マクドナルド株式会社
お問い合わせ東京ビエンナーレ事務局
03-5816-3220(代表)

東京ビエンナーレ2020/2021 参加アートプロジェクト「kaekko Expo.」

美術家・藤浩志による展示「kaekko Expo.」を3331 Arts Chiyodaにて開催します。家庭で増え続けるビニールプラスチック廃棄物への違和感からアーティストが家族ではじめた小さなプロジェクトは、その後、不要となったおもちゃ類をツールとした子ども達主体のコミュニケーションプログラム「かえっこ」へと発展し、2000年以降国内外の各地で活用されてきました。 東京ビエンナーレでは今年22年目を迎える「かえっこ」のこれまでの流れを紹介するとともに、藤浩志の作品・ツールとしての「Kaekko 」システムを検証し、活動継続の結果蓄積された膨大な数のおもちゃによる空間を出現させます。さらに本プロジェクトでは、日本マクドナルドの「マックでおもちゃリサイクル」ともコラボレーションをいたします。同会場では「かえっこ」に加えて、「マックでおもちゃリサイクル」のリサイクル過程で生まれた素材を使ったワークショップも開催します。

予約について

①来場時間の予約
安全に鑑賞していただくために入場制限をしております。
混雑緩和のために来場時間帯の予約をお願いします。
ご予約はこちら→https://kaekkoexpo.peatix.com
*ご予約の時間枠ごとの日時指定となります。入替制ではありませんが滞在時間の上限は90分です
*会場内の状況により入場ご案内の開始時刻が多少前後することがあります
*入場開始予定の時刻に入口付近で密集状態にならないよう、ご協力をお願いします
*指定した時間枠であれば、いつでも会場にご入場いただけます。ただし、混雑時にはお待ちいただく可能性があります。
*お一人様1回のみ入場可能です

②芸術祭パスポートまたは個別鑑賞券
*入場までにパスポートまたは個別鑑賞券をご購入ください。
*中学生以下は無料ですが、来場時間の予約は必要です。
*パスポートまたは個別鑑賞券の詳細はチケットページ(https://tb2020.jp/ticket/)をご覧ください。

ご来場にあたり

*未就学児は保護者同伴での入退場をお願いします。
*小学生以上の児童は単独で入退場が可能ですが、来場途中・退場後の安全については責任を負いかねます。
*感染症予防のために検温・手指の消毒、マスクの着用をお願いしています。
*当日体調の優れない方、発熱のある方のご入場をお断りする場合がございます。ご理解のほどお願いいたします.

【終了】速報!8/20より開催する伊藤ガビン「モダンファート 第2号 特集 社会的距離の思い出」予約スタート

東京ビエンナーレ2020/2021会期後半の目玉企画である、伊藤ガビンによるプロジェクト「モダンファート 第2号 特集 社会的距離の思い出」のチケット販売が いよいよスタートとなります。作品の全貌が徐々に明らかなってまいりましたので、その一部をご紹介いたします。

■ステートメント

体験型の雑誌モダンファート第2号の特集は「社会的距離の思い出」です。

2020年に世界を襲ったコロナ禍に対応すべく、⼈類は「⼈と⼈が物理的に距離を保つ」ことを余儀なくされました。⼤打撃を受けて廃業に⾄った飲⾷店も数多くありました。

⼀⽅でこれを商機と、弱った⼈々を喰い物にする商売が数多く跋扈しました。怪しげな商売も数多く登場しています。

この展⽰は、2020-21年のソーシャルディスタンス状況を回顧するもので、音声ガイドを聴きながらの体験となります。
飲⾷店などでは、密を避け、感染を防⽌するために、ありとあらゆる涙ぐましい⼯夫がされました。この展⽰では、そうした⼯夫の数々を歴史的遺産と捉え、未来から2020年を振り返り、ここに圧縮して表現するものです。

特に飲⾷店や劇場は、密を避け、距離を保つための涙ぐましい⼯夫を⾏ってきました。空席を⽰すためにパンダちゃんのぬいぐるみを座らせ、⾶沫を防ぎながら⾷べったりしゃべったりするために無数のマスクが発明されました。マスクの⾊や形はファッションの⼀部となり、振袖⽤からウェディング⽤まで市場が拡がりました。

私たちはこうした発明品の情報を⽇々摂取し、それをエンタメとして消費しています。家に引きこもりながら。この状況を少し遠くから眺めてみると、⼈間の⾏動の賢さとバカバカしさがぐにゃぐにゃに混ざりあったものとして⾒えてきます。

この展⽰は、店舗の形態をとった歴史博物館であり、⾵俗資料館であり、秘宝館です。SNSで消費したあの珍妙で尊い⼯夫の数々を凝縮していっぺんに体験できるアミューズメントレストランになるでしょう。

プロジェクトディレクター伊藤ガビン

■作品概要

展示予定壁画(部分)Illustration/萩原慶  Kei Hagiwara(NNNNY)

<ギャラリー>
本プロジェクトは、体験型のレストランです。入店いただく皆さまは、音声ガイドに従って会場内をディスタンスを守りながら歩き、会場内に記された様々なソーシャルディスタンスにまつわる展示を音声を聴きながらお楽しみいただけます。
・音声サンプル

<フードコート>

ゴーストレストラン料理サンプル

鶏⾁をテーマに豊富な種類の料理を提供するレストランを開店します。
(店名)
Vegan Junkysビーガンジャンキーズ/Gapao Wonderlandガパオワンダーランド/Harvest Powersハーベストパワーズ/Chicken over rice 元祖チキンオーバーライス/North indian companyノースインディアンカンパニー

<ウーバーイーツ(UberEats)で作品を配達!>

ご自宅でも雑誌「モダンファート2号」のメニューおよび作品がご体験いただけるようになりました! 「Modern Fart Food Express」と題し、作品をウーバーイーツ(UberEats)で配達いたします(展示期間中のみ)。協力:3331 cafe Ubuntu

UberEats ページはこちら

■雑誌モダンファート第2号参加アーティスト

アーティスト/編集長|Artist / Editor in Chief
伊藤ガビン Gabin Ito

映像関連プログラミング|Programming / Visuals
ucnv UCNV

壁画制作|Illustration
萩原慶 Kei Hagiwara(NNNNY)

フードデザイン|Food Design
中山晴奈 Haruna Nakayama

ナレーション|Narration
かとう有花 Yuka Kato

サウンド制作|Audio Production
山口優(マニュアル・オブ・エラーズ) 
Suguru Yamaguchi(manual of errors)

制作主任|Production Supervisor
大岡寛典 Hironori Oooka

制作管理|Production Coordinator
乾義和 (ボストーク)Yoshikazu Inui (BOCTOK,inc)

予約はこちら

伊藤ガビン「モダンファート 第2号 特集 社会的距離の思い出」プロジェクトページはこちら
本プロジェクトをご体験いただくには、パスポートおよび個別観賞券が必要です。チケット詳細はこちら

【終了】【西尾美也】3つの服にまつわるワークショップ

日程2021年7月10日(土)〜9月5日(日)
時間「いただ着ます」毎週水曜日 10:00-16:00
「感覚の洗濯」 毎週土曜日 10:00-16:00
「ちびっこテーラー」毎週火・木・日曜日 13:30-17:30
会場海老原商店(東京都千代田区神田須田町2-13-5)
料金「いただ着ます」一人1,000円/回
「感覚の洗濯」 一人500円/回(途中参加可)
「ちびっこテーラー」一人2,000円/回
※ワークショップ参加者は常設展示(500円)も合わせてご覧いただけます
お申し込み参加申し込みはこちら
お申し込みは前日18:00〆切までにお願いします。お申し込み後は持ち物をご準備の上、当日海老原商店へお越しください。
対象・定員:
「いただ着ます」各回2名以上のご家族1グループ
「感覚の洗濯」年齢不問(小学生以下は保護者同伴)各回10名
「ちびっこテーラー」小学3年生〜中学3年生 各回5名
運営主催:「着がえる家」実行委員会、⼀般社団法⼈東京ビエンナーレ
協力:海老原商店を活かす会
お問い合わせ「着がえる家」実行委員会
TEL:03-5816-3220(東京ビエンナーレ事務局内)
info(at)tokyobiennale.jp

西尾美也「着がえる家」3つの「服」にまつわるワークショップ

美術家の西尾美也は、装いの行為とコミュニケーションに着目したプロジェクトを国内外で展開してきました。今回舞台となる海老原商店は、1928年築の元洋服店で、古着、既製服、反物と扱う品を変えながら、日本の洋装化の歴史とともに歩んできました。商店が面している柳原通りは、江戸時代後期に古着を扱う露店が多く店を開いた場所で、明治維新後も古着を扱う一大市場として継続しました。「着がえる家」では、西尾がこの海老原商店の新しい店主として住み込み型のプロジェクトを展開し、当エリアの未来について、ひいてはこれからの装いと人間の関係について考えを巡らせます。

常設展示では、家族写真と服をテーマにした旧作のシリーズや、西尾が自ら子育てをする中で実践している服と生活の関係を紹介します。

ワークショップでは、「料理」や「洗濯」「遊び」などの日常的な行為を取り入れ、多様な装いの参加者が日々出入りする場所になることを目指します。店舗では、ワークショップで生まれた新しい服を販売します。本プロジェクトを通して、誰もが毎日のように行う着がえることの喜びを再発見する機会となるでしょう。

ワークショップ参加者募集!

■「いただ着ます」

持ち物は、好きな「食材」とそれを連想させる「服」。前半は、持ち寄った食材で「料理」をします。どんなランチができるかは、集まった食材しだい。後半は、料理と同じ感覚で「服」を切ったり?混ぜたり?焼いたり?煮たり?して、新しい服を作ります。

時間10:00~16:00
会場海老原商店(東京都千代田区神田須田町2-13-5)
対象・定員各回2名以上のご家族1グループ
参加費一人1,000円/回(常設展示もご覧いただけます)
持ち物好きな食材(果物、野菜、肉、魚など)とそれを連想させる不要な服をご持参ください(例:さんまと光沢のあるグレーのスラックス、サニーレタスと緑のフレアスカート、海苔と黒のナイロンジャケット、乾燥千切り大根と麻のレース編みストール……など)。

※ワークショップで制作した服は、アーティストの西尾美也が仕上げ作業を行い、「着がえる家」の商品として販売させていただく場合があります。商品の売り上げは、「着がえる家」プロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

▼当日のワークショップの流れ
10:00~10:30 食材と服の紹介
それぞれ持ち寄った食材と服について紹介し、集まった食材でどんな料理を作るか相談し、レシピを作成します。

10:30~11:30 料理
完成したレシピに沿って厨房で料理をします。

11:30~12:30 いただ着ます(昼食)
完成した料理を食べ、後半の服の作り方について相談します(料理のレピシに基づきながら、それを服の場合どのように加工したら面白いかを話し合います)。

12:30~15:30 服作り
考えた方法で服を作ります。

15:30~16:00 いただ着ます(試着) 
完成した服を試着します。

■「感覚の洗濯」

普段は家の中で洗濯機を使って行う洗濯を、参加者と一緒に手洗いで行います。服と水をぶつけて音楽を奏でたり、石鹸のにおいを味わったり、服が乾くまでの時間は洗濯物の風景を眺めながらランチをしたり、スケッチをして記録に残します。会場は、柳原通りに面する伝統的商店建築の海老原商店です。1928年築の元洋服店を、洗濯物によって彩ります。

時間10:00~16:00
※小雨決行。荒天の場合は中止します。
会場海老原商店(東京都千代田区神田須田町2-13-5)
対象年齢不問(小学生以下は保護者同伴)
定員各回10名
参加費一人500円/回(途中参加可、常設展示もご覧いただけます)

※ワークショップで描いた絵は、「着がえる家」の記録として活用させていただきます。お持ち帰りいただくことはできませんのご了承ください。また、Tシャツに転写するなど商品として販売させていただく場合があります。商品の売り上げは、「着がえる家」プロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

持ち物:
・手洗いしたい洋服やタオル、マスクなど10点程度
・お弁当(コンビニ等で購入も可)、水筒、帽子、レジャーシート
・写生用の道具(鉛筆、消しゴム、水彩絵の具セットなど)
※洗濯や写生に必要な道具はこちらでも用意します。

「なぜ感覚の洗濯なのか」
日本では洗濯機が普及し、景観保護の目的で隠されることが多い洗濯物ですが、たとえばケニアでは、手洗いで洗濯をする人の姿が街に活気を与え、干された服が街の風景を彩っています。ワークショップでは、洗濯物を万国旗のように街を彩り祝祭するモチーフとして捉えなおし、洗濯して干すという誰もが参加できる方法でパブリック・アートを作り出します。また、たとえば奈良では、東大寺や浮見堂などの観光名所で、小中学生や同好会の人たちが写生会をしている姿が見られます。ワークショップでは、自分たちの街の歴史や景観に向き合う行為として、自らが作り出した「洗濯物のある風景」を写生して記録します。自分の服を手入れして屋外に展示し、それを毎日のように繰り返す洗濯行為は、誰もができる参加型アートとして、すでに非常にすぐれた表現だと言えます。利便性の追求や機械化を否定するつもりはありませんが、洗濯のこうした豊かさに改めて目を向け、手洗いの洗濯行為を通して、第一の服である身体を、感覚を洗濯して、その場所にさらされる経験が、今の時代にこそ必要な気がしています。(西尾美也)

▼当日のワークショップの流れ
10:00~10:15 洗濯の説明(現地集合、ワークショップの概要を説明します)

10:15~11:00 洗濯の音楽(洗濯開始、手洗いによって音楽を奏でます)

11:00~11:30 洗濯の展示(洗濯物をロープに干し、街を彩ります)

11:30~12:30 洗濯の花見(お昼休憩、洗濯物を眺めながら昼食をとります)

12:30~15:00 洗濯の写生会(洗濯物が乾くのを待ちながら、洗濯物が干されている風景を写生します)

15:00~ 洗濯の試着(洗濯物が乾いたら、着替えて解散します)

※途中参加の場合、いずれかの行程のみの参加も可能です。

■ちびっこテーラー

ハサミとミシンを使って、古着を創造的に作り変える「服の造形教室」です。
服に穴をあけることでデザインをする「虫食い」や、切られて一部がなくなった服を自由な発想で再生する「トカゲのしっぽ」、普通ではない服を作る「間違えた服」などのユニークな課題によって、独創的な服作りを目指します。会場は、柳原通りに面する伝統的商店建築の海老原商店です。1928年築の元洋服店で、ちびっこテーラーたちが新しい服を生み出します。

*「テーラー」とは?
採寸やデザイン、裁縫までを行い、服を完成させる仕事です。

時間13:30~17:30
会場海老原商店(東京都千代田区神田須田町2-13-5)
対象小学3年生~中学3年生
定員各回5名
参加費一人2,000円/回(常設展示もご覧いただけます)

※ワークショップで制作した服は、お持ち帰りいただくことはできませんのご了承ください。アーティストの西尾美也が仕上げ作業を行い、「着がえる家」の商品として販売させていただく場合があります。商品の売り上げは、「着がえる家」プロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

※8/22(日)の「ちびっこテーラー」ワークショップは開催中止となりました。参加をご検討されていた方は申し訳ございませんが、ご理解の程よろしくお願いいたします。常設展示は通常通りご覧いただけます。

「なぜちびっこテーラーなのか?」
装いは全人類に共通した行為ですが、「服の着方」は、その人が生まれ育った文化や時代に大きく規定されています。人は成長過程を通して、一定の服の着方を習得し、やがてそのことを疑うことさえしなくなります。そうした均質化した価値観に基づいてデザイナーや企業による新しい服作りが毎シーズン行われ、提示され続けることで、人々は次なる消費行動へと導かれます。こうした状況に対抗するために、ちびっこテーラーワークショップでは、子どもたちが古着を使って創造的な造形を行うことで、「服を着る方法の多様化」や「服を作る機会の提供」を図ります。
──子どもたちを次なる消費者としてではなく、表現者として育てる
つまり、子どもたちを次なる消費者としてではなく、表現者として育てることを目的にしています。来年の東京ビエンナーレ2020/2021コア期間では、ワークショップに複数回通って一人前のちびっこテーラーになると、大人を相手にしたオーダーメイドに挑戦することになります。子どもといえども、すでに服を着ている装いの参加者です。ちびっこテーラーの存在によって、大人もまた服で遊び、学び合う機会になるでしょう。(西尾美也)

▼当日のワークショップの流れ(継続参加者は別に進行します)
13:30~14:00 工夫して着る服「くふぅく」の試着

14:00~14:30 デザイン技法の紹介(アップリケ、パッチワーク、虫食い、間違えた服、トカゲのしっぽ)

14:30~15:00 デザインと素材選び

15:00~17:00 制作

17:00~17:30 試着・撮影

常設展示情報

詳細はこちら

《おそろい》2006年
《お絵かきの服》2019年
《ねまきっと》2010年

チラシPDFはこちら